9月30日(土)福津市複合文化センター文化会館にて行われた 「福津市男女共同参画都市宣言記念講演会」に行ってきました。
今回の記念講演会は、第1部はジミーブラウンさんによる次世代打楽器「ハンドパン」の演奏。
第2部は福岡県男女共同参画センター「あすばる」の松田センター長のお話の2部構成になっていました。
第1部のジミーブラウンさんの演奏が始まると、会場は不思議な音色に包まれ、皆さん目を閉じてじっと聞きいっており、私も日頃のストレスから解き放されるような感じになりました。
(ハンドパンの音色が気になった方は
こちらのYouTubeでジミーさんの演奏が聞けます。)
会場では社会福祉法人「アトリエ夢工房」さんが、クッキーとコーヒーの販売をしていました。
コーヒーを飲みながら音楽を楽しむことができる企画、ナイスアイディアですね!
第2部は松田センター長のお話。
「自分らしいキャリア 仕事もライフも」
松田さんが、はじめに「ライフと聞くとなにを思い浮かべられますか?」との問いに、
会場から「生活」「人生」「命」との声があがりました。
わたしにとってのライフは「人生」かなと思います。
ワークライフバランス
「ワークライフバランスという言葉は、ワークとライフを別物として、両方を天秤にかけてバランスをとるのが大変というイメージありますが、日々の生活の中で仕事をするし、仕事があるから元気になるという方もいます。仕事とライフは別のものではなく、ライフがあってこその仕事なのだと思います。ライフという意味もそれぞれが違うので、自分は今どんな意味でライフを使っているのかを考えると色んな事がスルッと解けるかもしれませんね」と話されました。
「今のあなたは何でできていますか?」
また、会場の皆さんに「今のあなたは何でできていますか?」との問いをお隣同士で考えてもらいました。
「仕事と家庭と少しだけ自分」といわれた女性に、松田さんは、「少しだけ自分、と言われたのところに、本当はもう少し増やしたいな~という気持ちが感じられたのですが…?(女性が頷く)考えてみると自分のことを後回しにされることが女性には多いですね。自分自身のことも大切にして欲しいですね」とほほ笑みかけられました。
松田さんは…「今のあなたは何でできていますか?」との問いには、
「日々の選択」
…と答えられるそうです。
私たちは、日々の選択の積み重ねが自分をつくっているのですね。
確かに!私は朝起きてから一日を終えるまでの間に様々な選択をして過ごしています。
そう考えると日々何気なく過ごしている時間も大切にしなくては…と思えます。
点と点を結びつける
「You can’t connect the dots looking forward;
you can only connect them looking backwards.
将来を見据えて、点(出来事)と点(出来事)を結びつけることはできません。
後で振り返って見たときにしか、点と点を結びつけることはできないのです。」
…と、スティーブジョブス氏がスタンフォード大学で行った演説の言葉を引用しお話されました。
今日掴んだ点はまだ先は見えないです。
しかし、自分の直観を信じて選んでいったら後からちゃんと繋がっていく…。
皆さんも時にはご自身の点と点の繋がりを振り返ると、自分が選んだ選択が見えてきます。そうすることで、これからどんな選択ができるかが見えてくるのではないでしょうか?
そして、松田さんご自身の「点と点」についてお話をされましたが、このお話は直接松田さんから聞かれてください。センター長講演依頼お待ちいたしております!
「若い子たちによく話すのですが…若いうちはお化粧したり、おしゃれしたりすることにお金を使うより中身に使って欲しい!いろんなことを吸収することに使うと後で何倍にもなって返ってきます。選択するということは、お金と時間の使い方の選択に尽きると思います。お金と時間を、誰と会うために使うか?何をするか?です。」
このお話もどの年代にも当てはまると思いました。
もちろん私にも!
これからの人生の選択につながるお話でした。
「あなたもわたしも共にのびやかに生きよう!」
今回は男女共同参画都市宣言を記念しての講演でしたが、福津市のように
今一度、男女共同参画を考える機会を持つことはとても大切なことではないでしょうか。
福津市男女共同参画都市宣言文の始めに
「あなたもわたしも ともにのびやかに生きよう」…という言葉があります。
そのためには、一人一人を認めあい、そして支え合い、誰も置き去りにしないということが、男女共同参画にとって一番大事なメッセージなのです。
【スタッフのつぶやき】
福津市の原崎市長、柴田教育長も最後まで会場の皆さんと楽しまれておりました。
このように首長が率先して、市民と場を共にすることは素晴らしいですね。
私も市長からいろいろお話をお聞きすることが出来ました、ありがとうございました。
左から柴田教育長、ジミーブラウンさん、原崎市長、松田センター長。