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【大野城市元気塾】レポートVol.5「想いをカタチに。わたしたちが創るビジネスプラン1」

1月19日(金)は、大野城市元気塾「わたしを活かす場を作る。託児付コワーキングスペースを生み出す学びの6か月」の5回目の講座です。

最初は、コワーキングラボおおのじょう実行委員長 三好真代さんからの報告でした。
 
これまでの講座の振り返り

大野城市元気塾1/19 インフルエンザが猛威を振るう中、今日は生き残ったみなさんが参加されているわけですが(笑)、これまで4回講座を行ってきました。

 1回目は、「働き方改革・ママフリーランス!活躍するためのクラウドソーシング活用法」ということで、株式会社Warisから河さんをお招きしました。

 コワーキングスペースの利用者の属性は、フリーランス、企業に雇われているがリモートワークが可能な人、スタートアップ経営者など。フリーランスは、業務を提供し報酬を受け取る。雇用されるのではなく業務委託で、複数の企業・組織との契約が可能です。こういう働き方をフリーランスと言う。新しい働き方が求められる背景には、少子高齢化・労働人口減少・経済成長率低下・世帯年収減少があり、一億総活躍が求められているというお話でした。
 国内フリーランスの人口規模がどうなっているかというと、2016年から2017年にかけて、人口で5%増、規模で15%増。2020年にアメリカでは労働人口の約50%がフリーランスになると言われていて、その背景としては、インターネットの浸透・技術の進歩、フリーランスモデルの出現、働き方に対する価値観の変化、SNSやブログによるセルフブランディングの簡素化があり、日本も同じ方向性を辿っているのではないか。
 フリーランスが抱える悩みとしては、仕事獲得の不安、フリーランス同士のネットワークの欠如、社会的信用不安、社会的保障の手薄さ、キャリアアップの難しさ、関節スキルでの苦戦がある。ということは、これらを解消する機能を提供すれば利用者の満足につながるのではないか、ということを学びました。また、保育をしながら在宅ワークをする方に仕事を発注したが、仕事の質・納期厳守などに影響が出て、発注を停止したということが実際に発生した。なので、Warisでは、在宅で仕事をする方には保育施設の利用を条件にしました。
 第2部は、ランサーズ株式会社 福岡支社長 谷脇 良也さんをお招きしました。クラウドソーシングとは、発注者はネットを介して不特定多数の人に作業を募集し、必要とするサービス、アイデア、またはコンテンツを取得するサービスのことです。ランサーズが売りにしているのは、“いつでも”“どこでも”仕事ができる!、“好き”や“得意”を仕事にできる!ということで、利用方法はとても簡単で、誰でも、どこでも稼げる。ということは、家に赤ちゃんや小さい子どもがいても仕事ができる環境が整っている。隙間時間で稼ぐことができるということがわかっていただけたと思いますが、実際にやってみた方はいらっしゃいますか?私もやったことがありますが、子どもはいつ泣き出すかわからないので、集中できない、まとまった時間が取れない。「仕事」と「育児」の板挟みになる。目の前の仕事ができないストレスが溜まる。子どもへのストレスも溜まる。子どもが受けるストレスも溜まる。保育をしながら在宅をするのには危険性があり、コワーキングスペースに託児を付ける必要性を感じました。
(第1回目の講座は、レポートVol.1「コワーキングラボおおのじょう」開講しました!参照)

 第2回は、10月に株式会社マミースマイルの雁瀬さんをお招きしました。雁瀬さんのマミースマイル保育園新しいウィンドウを開く、ちょっとだけママを休もうをコンセプトにしています。
 講座の始めに非常に印象的な質問がありまして、「Q.最も殺される確率の高い年齢は?」という質問でした。何歳でしょう?0歳児ですね。しかも、ほとんどその加害者は母親であるという事実。また、福岡市のショートステイ利用理由のうち「育児疲れ」が占める割合は54.9%。仕事以外の理由でも、母親が罪悪感なく保育園を利用できる環境を作ることが、雁瀬さんがやりたいと思った一時保育へのこだわりでした。また、保育事業を始める際のポイントを教えてくださいました。
(第2回目の講座は、レポートVol.2「一時保育へのこだわりがママを救う」参照)

 第3回目は、チームビルディング。福岡県男女共同参画センター「あすばる」の前センター長 松田美幸さん。この講座をしたすぐ後に、あすばるを退任され、福津市副市長に就任されました。経営の視点をゲームを通じて学びました。体感された人にしかわからないし、こうだったよとは言えないので、ポイントのみ。チームとグループの違いはなんですか?参加した方はわかりますね。資源を最大化して利益を生みましょう、というのがテーマで、これをするための動き方を体感しました。部屋中動き回って、頭使って、体使って、声使ってやりました。
(第3回目の講座は、レポートVol.3「ゲームで学ぶ経営の視点」参照)

 第4回目は、「ママが働く壁をぶち壊す!~奇跡のサテライトオフィス千葉県流山市の事例~」で、株式会社新閃力代表取締役の尾崎さんをお招きしました。Tristは7社、27名の方がテレワークで働いています。会社に所属している方たちです。流山市は保育料は高く、子育て支援が充実しているわけでもないのに、17万都市でありながら100万都市と並ぶ人口増加をしている。流山市の働くママに本音アンケートをしたところ、通勤時間がすごくかかり、時短で働かなければならないので給料が下がって、やりがいのある仕事も回ってこない。地域の特徴とママたちのニーズを把握して、シェアサテライトオフィス「Trist」は、都内まで通勤しなくても地元でキャリアを活かしながら働ける場所ということで立ち上げました。
 Tristプログラムの考え方は、もともと実務経験のある方を登録し、その方たちのマインドセットをして、ビジネススキルを与えて、最後にテレワークのスキルを持ってもらった。もう一つの特徴は、働きながらも地域コミュニティを作れるオフィスである。高校生カフェをやったり、2階におばあちゃんが住んでてランチや夕食を提供する。私も実際に食べさせてもらったんですが、アットホームで、和室もあって、託児もできて、お惣菜を買って帰ることができる。それから、パパ運動会をやったりしています。他にも、習い事や商品開発、学校の立ち上げ、フリーランスチームの募集など。
 Tristの軌跡としては、まず場づくりを行い、そこから人材育成に関わり、それからサテライトオフィスを開所し、更に人材育成をしていった。
 Tristが成功したポイントを教えてくださいました。まず、企業をターゲットにすること。それから、苦手なことはしないということは徹底して言われてました。最後に、自立した人を集める。初めの人は大切で、成功するための人材を選択し、ブランディングをして、Tristの顔になってもらった。
(第4回目の講座は、レポートVol.4「ママが働く壁をぶち壊す!~奇跡のサテライトオフィス千葉県流山市の事例~」参照)
 
大野城市の現状

 まず、大野城市でコワーキングスペースを作ることを前提に、大野城市の現状と課題を整理しました。
 大野城市のひと・まち・しごと総合戦略では、「大野城市における安定した雇用を創出する」、「大野城市への新しい人の流れを作る」、「若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる」、「時代にあった地域をつくり、安心・安全な暮らしを守るとともに、地域と地域を連携する」の4つを基本目標を設定しています。
 人口ビジョンにおける現状として、平成37年までは緩やかな人口増が続くと予測されています。2016年8月には、10万人を達成しました。結婚・出産期に該当する25~39際の転入が多い。転勤族が多い。これは、未就学児を保育する世代が多く、核家族が多く、母親が就業しづらく、孤立化しやすい環境にあると言えます。
 福岡県の待機児童ランキングでは大野城市が1位です(平成29年4月時点 株式会社ガッコム 学校教育サイト)。大野城市の保育所入所待ち状況は、349人(平成29年12月1日時点 大野城市子育て情報サイト キッズ&ユースネット)。
 平成27年10月に実施した大野城市の定住促進アンケートでは、仕事で不満に感じる点のトップは、収入が少ないことで、希望する勤務地は女性の50%が市内勤務を希望していました。また、年収を調べると、男性は600万円以上が一番多かったですが、女性で一番多かったのは、収入なし、次が100万円未満でした。男女の収入格差がある。
 一方、「活力ある都市ランキング」、日経BP社の日経ビジネス誌の2016年1月号ではなんと大野城市が全国2位。えっ?と思いますよね。記事の中の「保育所や幼稚園が充実している」の項目では、全国1位となったことが押し上げた要因だと書かれているんですね。また、シティブランド・ランキング-住みよい街2017-ではなんと大野城市1位。市報にも載ってましたね。1位を取りましたって。
 矛盾していますよね。なぜかな、と考えてみました。生活インフラが整っているというのは間違いないと思いますが、「保育所や幼稚園が充実している」というのがあった。でも待機児童数は県内トップ。「保育所や幼稚園が充実している」と答えた人は、優先的に入所できているか、入所を希望していない人で、おそらく、日経BP社の調査対象は、ビジネスパーソンでしかも男性が多いのではないか。実際に入所を断られた人、入所をあきらめた人がいます。まず、課題なのは、待機児童数の解消。人口ビジョンにおける子育て世代の人口増加を考えると、入所を希望いしない人、入所を後回しにされた人、入所をあきらる人は、もっと増えるのではないか。ということは、これが、託児付コワーキングスペースのニーズにつながると言えるんじゃないかと思います。
 
「託児付コワーキングスペース」のニーズ調査の結果報告

 11月1日~12月5日にかけて行われた「託児付コワーキングスペース」のニーズ調査の結果を報告します。そこからも、託児付コワーキングスペースのニーズや期待、課題などが伺えました。

詳細は、以下のページをご覧ください。
☆調査結果報告☆【託児付コワーキングスペースの利用に関するアンケート】

 
 続いて、森重 裕喬さん(NPO法人ミディエイト・大野城市共働コーディネーター)によるビジネスプラン作りが行われました。NPO法人ミディエイドは、中間支援としてNPOが活動する際の運営面の課題解決などの支援をしている組織です。市民活動やNPO法人が力を発揮するための仕組みや体制作りをしていることに特徴があり、行政との協働事業なども行っています。普段は、福岡県NPO・ボランティアセンターで相談業務をしています。三島 さとこさんと2人で担当されました。

大野城市元気塾1/19大野城市元気塾1/19
 
これからの2回のビジネスプランづくりでやること

 今日は4つです。1つ目は、こう言うと身もふたもないんですが、本当にコワーキングスペースを作るんですか?という話。というのは、けっこう、いろんなことをやろうとか、やらなきゃとか、やってみたいなで、やることの内容ばっかり考える。やり始めても、なんか違うなーとか、本当にこれやりたかったのかな??というのは出てきやすい。なので、準備の段階で、もう少し自分の感情ベースで整理する必要がある。
 2つ目は、コワーキングスペースを作るとしたら、コワーキングスペースで何をするかという話と、それぞれの関わり方の話。自分が中心となってやる人もいるし、現場でスタッフとして働くのがいいっていう人もいるし、経理がいいという人もいる。その辺を見つけてていかないといけない。
 4つ目の、企画してみて足りないものを考えるというのは、グループワークでやります。3つ目のワークは、仮に企画をつくってみます。講座が終わったときに持って帰るものは、今、できないことを持って帰るのが一番いい。だから、企画をしてみて、書けないな、とか、わからないんだ、ということを明らかにする。これが4つ目のワークの目標です。
 なので、個人的な感情のところから入り、自分のできることはなんだろうなを考え、グループで話しす。これが1回目です。
 2回目は、これをプレゼンするという話をします。プレゼンというと、スティーブ・ジョブズみたいなプレゼンをしなきゃいけないという話ではなく、要は相手にちゃんと話せばいいということです。プレゼンというのはいろいろあります。こういう場で話すのもあるし、家族にわかってもらうというのもプレゼン。家族にわかってもらうのに、スライドとか使わないでしょう。それぞれの相手に合わせて話すということで、誰に対して話すのが自分がやり始める時にハードルが高いかは人それぞれで違う。なので、共通項のところを学んで応用してもらったらいいかなと思います。

 

この後、講義&ワークショップ形式で、ビジネスプランを作るための準備が行われました。森重さんのやわらかいファシリテーションでコワーキングスペースや自分がやりたいことについて改めて考える時間になったように感じました。お話の中でなるほど~と思ったところを、いくつかご紹介します。
 
なぜ、この講座に参加したのですか?

 今更感があるかもしれませんが・・・なぜ?っていう質問は、あまりいい質問ではないんです。日常生活でもそうですが、「えっ、なんで?」と聞かれたらケンカになることはないですか?「なんでってさぁ」って言いたくなる。「なんで?」って質問は答えにくい。僕が聞きたい「なぜ?」は、

  • この講座に参加したきっかけ
  • どこから来ましたか
  • 誰と参加しましたか
  • 6回の講座をやって持ち帰りたいものはなに
  • 今現在、モヤモヤしていることはなに
こういうことが聞きたいんです。

 ちなみに僕は、きっかけは、三好さんにお誘いをいただいて講師をすることになりました。那珂川から来ました。三島さんと一緒に来ています。あと2回で持ち帰りたいものは、僕自身も那珂川でコワーキングスペースを作っていて、可能性として連携できることとか、逆にみなさんの意見が持って帰れたらいいなと思っています。今モヤモヤしていることは、まだみなさんの温度感がわからないことです。

 こういうそもそも論は大事です。目の前にいる人があまりにも同士や仲間に思えてしまって、話が絶対に通じる人だと思ってしまいがちになる。これって、企画が伸びない一番の原因です。我々は、違うバックグラウンドとか、違う意見を持っている。だからいろんな相乗効果を出して、自分だけではできないところにたどり着ける。

大野城元気塾1/19
 
どんな、コワーキングスペースがつくりたいですか?

 「どんな」もいい質問ではないですね。分解すると、

  • そもそも、何が問題、課題ですか?(地域的に、社会的に)
  • 運営を通して何を目指しますか?
  • どんなやり方で目指しますか?
解説をします。問題と課題の違いですが、企画を立てる時に重要な3つのステップがあります。例えば、「保育園の数が少ない」というのはただの現象です。これに何らかの価値判断や目線を加えたときに、これは問題になります。「保育園の数が少ない」というのに、「保育園に入れなくて困っている」というのを加えると、問題になります。託児付コワーキングスペースを作るときの問題は、先ほど、三好さんが話してくれた大野城市の問題をブラッシュアップすればできるでしょう。課題というのはなにか?「子どもも大人も必要な時間を持って豊かに暮らせるようにする」というのを目的とすると、「待機児童数が多く、保育所が少ない」という状態からそこにたどり着くためには、道がたくさんある。この道の一つひとつが課題です。宿題のことを課題と言ったりしますよね。やらなければならないことが課題です。問題は起こっていることの現状の話です。目的は、目指すもの。目指していく間にあるやならなければならない、階段、ステップ、方法、道、いろいろな言い方がありますが、これが課題。

 今回の講座の設計としては、その中の一つとして、託児付コワーキングスペースを作る。別もあるってことです。もし、解決策が一つしかなかったら、絶望的な世の中だし、一つならそこに行政の資金とかをどんどん投入すればいいじゃん、という話です。そうならないのは、方法がいろいろあるからです。あくまでも、託児付コワーキングスペースを作ることは、目的に向かうための一つの方法、One of themに過ぎないということを忘れない、というのが注意点です。

 問題と課題の違いがわかったところで、問題、課題、目的を文字にしてみましょう。ここで大事なことは、関係者は誰?よくあるのが、誰の話かを無視して、問題や目的を設定するケース。自分が想定している問題の範囲には誰がいますか。問題と目的で関係者が変わることもあります。問題を抱えている人はたくさんいるが、課題で取り組むのは一部なので、目的の関係者も一部。逆もあります。問題としては一部しか見えていないが、これをやると、波及効果が出る、といった場合です。

 では、書いてみましょう。文章にする必要はありません。自分のメモ程度でいいです。書けないところを見つけて書けない理由を考えることが大事です。
 
0はずっと0、小さな1の積み上げが大事

 問題が見えてくれば、見えてくるほど行動につながらなくなるというのは、よくある話です。問題が深刻であればあるほど動けなくなる。何からしていいかわからなくなる。何からでもいいんですが、自分のできることから考える。やりたいでいくと、これもやりたい、あれもやりたい、ポジティブでなかったとしても、自分がやった方がいいんじゃないか、というやりたいもあって、そういうものを含めるといっぱい思い浮かびます。一つは、なるべく自分の近いものに視野を絞る。二つは、とりあえずすぐできそうなものからやる。何かをやってみなければ始まらない。学生時代に宿題があった時、なにもやらずに寝る という選択と、10のうち1だけやって寝る という2つの選択があった場合、いろいろ試してわかったとこは、1だけやっといた方がいいということです。(笑)1の積み上げって、けっこう大きいんですね。明日の宿題には間に合わないから何の意味もない。でも0はずっと0.1は1で、この違いは大きい。いろいろ出てきた中で、それがたとえ小さなことであっても、やってみるというのは大事です。

社会的な課題を、自分個人で判断する
 
 いろいろ課題が見えていることは素晴らしいことです。でも、自分個人で判断することがポイントです。社会的な課題なので、社会的に判断してこれからやった方がいいんじゃないか、まるで自分が社会を俯瞰してみているような目線で選ぶということに陥りがちですが、自分は一人でしかなく、個人でしかないので、その個人としてできる部分を見つけましょう。
 
やりたいことを進めるためには?

 内部環境と、外部環境の話ですが、あまり難しく考えず、自分が持っているものと、自分の周りにあるものを考えましょう。今あるものベースで考えましょう。ないものは後から付けるしかないし、一生付かないものだってあります。

自分の持っているもの(内部環境)
  • 人より意識の高いこと(関心)
  • 人よりもよく知っていること(知識)
  • 人並みにできること(スキル)
  • 長く続けていること(経験)
 「やりたい」「やれる」から見つけられないときにおススメの方法は、イライラ・モヤモヤを探す。誰がやっていることでどうしても気になってしまうことを探すことです。人より意識は高い。そうでないとイライラはしない。ただ、それが得意かどうかは別問題です。得意かどうかはわからないが、適性はあると言える。きついときに他のことより、長く続けられる。めちゃくちゃ調子がいいときに、他のことより早く終われる。そういう部分から、自分の関心を見つけます。僕の苦肉の策ですが、なかなか使えます。

自分のまわりにあるもの(外部環境)
  • メンバーになる人の数・それぞれが持つスキル
  • 使える、もらえる、借りれるもの
  • 使える、集められるお金の量
  • 使える制度
  • 集められる情報・ネットワークの広さ
これを考えると、できることが見えてきます。1人でやらなければならないのであれば、あまり大きなことはできないな、とか、3人いてみんなフルでやれるならまぁまぁできることがあるな、とか。そういう要素を揃えると、自分ができることの範囲が見えてくる。課題を考えるのが難しいなら、こっちから先に考えるというのもありです。例えば、メンバーに保育士がいるか、いないかでは、やることも変わってきますよね。
大野城元気塾1/19
 
 
グループ分けと企画会議のための準備
 
 主催者側の意図としては、この講座を通して、自らコワーキングスペースを「運営する人」が出てきてほしい!ということです。この運営する人とは?
  • 立ち上げの中心となる人
  • 経営に関わる人
  • 内外の情報を分析する人
  • 現場で働く人
 お昼を挟んで、自分の役割を考え、どうやってやるかを書けるだけ書き出す作業をしました。そして、どの役割を選んだかを手挙げで人数を把握した上で、実行委員以外の参加者でグループ分けをしました。
 このグループ分けの方法は、参加者にお任せ。いくつのグループを作るか、メンバーをどうやって決めるか。ただ、6名より多くなるとグループワークが大変になる、というアドバイスだけされました。
 最初は、講座の開始時の3テーブルのままで進められていたものの、残り時間が少なくなると、分け方を提案する人が出てきて、1か所に集まり、グループを決めました。結果、住んでるエリアで分けた6名ずつの2グループができました。

大野城市元気塾1/19

 そして、実際の企画を考えてくるのは、次回、2月9日の講座までの宿題とされ、残りの時間は企画会議のための準備会議の時間となりました。

 宿題は、企画をしていくことで考えることの表を埋めること。
  • 問題・課題を把握する
  • ビジョン・ミッションを考える
  • 事業概要を考える
  • 役割分担をする
  • 足りない要素を考える
これをどうやってやるのか?2月の講座までにどこまでをやるのかを考えてくることです。
 
  • 企画のための取組み方のスケジュールを決める
  • 現状持っているコワーキングスペースづくりへの認識の違い・違いの背景をつかむ
というゴールと、目的は、効率よく実のある「対話」のための準備をすること、また100%を目指さない、無理をせず自分たちのペースで進める、という注意点が示され、進め方はグループに任され、でも、やり方は覚えてください、後で振り返るために、と告げられました。

大野城市元気塾1/19

 準備会議の後は、どんな感じで進めたかと、今後どうやって進めるかを、2グループと実行委員会のチームのそれぞれが発表しました。そして、森重さんから、今日の流れのおさらいと、次回の講座でやることについて説明があり、閉会しました。
 
   
2/26(月)元気塾報告会開催!元気塾報告会

今年の元気塾は、大野城市の他、直方市、田川市、広川町、志免町、苅田町の全6地域で行っています。その取組みを発表します!

時間:13:30~16:45
会場:クローバープラザ


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