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子どもと女性に優しい避難所運営を・・・。

17日の日曜日、朝倉、杷木の避難所4か所に行ってきました。

朝倉市内の避難所でお会いしたママは1ヶ月半の赤ちゃんを連れていました。
里帰り出産でご実家に帰っているところでの被災。
ご実家のお父様は入院され、お母様は体調を崩してしまい、両親を置いて家には戻れないと嘆いていました。
上のお兄ちゃんは2歳児、動き回りたい時期です。
「走り回って大変なんです。このぐらいの子どもを預かってもらえると、家の片付けにもいけるんだけど・・・」と困り顔。
また、チャイルドシートもなく、1ヶ月半の赤ちゃんを連れての運転にも支障をきたしているようです。「使いたいときにレンタルできたら有難い」とつぶやく言葉にハッとしました。

避難所での支援は寝食が中心です。
子どもたちへの支援は後回しになってしまいます。
初期の場合はそれでも仕方ないのですが…。
子どもや女性の視点に立った避難所運営はとても大切なことだと思いますが、なかなかそこまでの支援が成り立っていないのが現状です。

しかし最後に訪問した杷木地域生涯学習センターでは、子どもの視点にたった運営がなされていました。ここでは短期ではありますが、「子ども見守り保育」開設され、子育て中のママたちの味方になっています。ママのストレスがなくなると、子どもも落ち着いてきますね。



しかし、中高生の子ども達はどうでしょうか?
大きいのだからと我慢を強いられているのではないでしょうか?
そんな中高生の子ども達の心に寄り添う支援もこれから考えていきたいと思います。

子どもや女性に優しい避難所は、全ての人にとっても過ごしやすいものになるのではないかと思います。
「あすばる」ではこれからも子どもと女性の視点に立った支援の在り方を考えていきたいと思います。

後日談:託児に困っていたママがいた避難所内に、当面、火曜、木曜、日曜の10時~15時まで、託児を行うことになりました。ニーズがあれば、回数を増やすということで動き始めたようです。朝倉市の男女共同参画担当課の職員さん達が精力的に動き、避難所の困り感に寄り添ってます。







 

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