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<北九州市元気塾>報告レポートVol.4:おやすみ処ami「不登校サポーター養成講座」

おやすみ処ami「不登校サポーター養成講座」第4回目レポート
 
 

日時:令和元年 10月2日(水)10:00~12:30

会場:八幡西生涯学習総合センター コムシティ大会議室

参加人数:57名

はじめに 

 今回よりコムシティ内の広い大会議室に会場を移しました。前回までの肩を寄せ合っての雰囲気がなんだか懐かしい気もします。前回学んだ「受け止める」をテーマに、恒例の講座前の3分間シェアタイムから始まります。

休憩時間に集合写真をとる準備も。とにかくスケジュールがタイトなため、集合写真も大急ぎでした。         

 

教育文化研究所 代表 長阿彌幹生先生『不登校サポーター』要綱講座④ 

講座の目的“気持ちに寄り添い、共感できる伴走者になる”を確認して今回のテーマ「サポーターとしての姿勢“支える”」へと入ります。

 

~お互いに支え合う~

私たちは、人とのつながり自然とのつながりの中でお互いに助け合いながらお互いが幸せになっていく「互恵互助」の世界の中で生きています。困っている人を「助けてあげる」ことで自分が「助けられている」。“支える”の本当の意味はお互いに助け合うことです。“お互い”にという意識を忘れてしまうと「○○してあげたのに」という気持ちがつい出てきてしまいます。

 

~寄り添い 支える~

子どもに「なぜ勉強しないといけないの?」と聞かれて大人は答えを言おうとしますが、子どもは答えではなく「どうしてだろうね~」と自分の問いに誠実に寄り添うその姿勢に親の愛や想いを感じるのではないでしょうか、というお話がとても心に残りました。否定も肯定もせずに相手の気持ちに共感・受容・寄り添うというこのプロセスがサポーターに求められていることだということがとてもよく分かりました。

 

~支える場、共に考える場~

それは自由に意見が言えて否定も肯定もなく聴きあい、終わった後にまた寄りたくなるような雰囲気が漂うような場であることが大切です。

心を通わすことを大切にする場であることのポイントを学びました。

 

そして今回は、小学校6年生から高校まで不登校を経験した25歳の女性の体験談を聴かせていただきました。子どもだった当時の思いを語っていただき 受講生にとってとても貴重な機会となりました。当時、エネルギーが切れた…という感覚があったそうです。そのことについて先生より、「エネルギー切れの時は、何かを考えたり決断するエネルギーもなくなるものですよ」というお話もしていただきました。

この講座で学び、今後私たちが不登校に悩む方を支える場を作ることはSDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」への取り組みにつながっているとのこと。ここで出会った仲間が“不登校”というテーマを入り口に 人と人そして自然はつながりあっていることを意識して平和な環境、暮らしを未来に残していけるといいなと感じました。 

広くなった会場でも熱気は変わりません 

添付資料

・国連子ども特別総会・子どもフォーラムメッセージ「私たちにふさわしい世界」

・不登校の「処方箋」 河合隼雄(岩波新書「子どもと学校」より抜粋)

・起立性調節障害

 

 

その他 

・今回の一分間アピールタイム 毎回色々な情報が寄せられています。

映画「あまのがわ」~不登校の女子高生が主人公の映画/不登校、別室登校されている子の親の自由なしゃべり場「プリズム」紹介/不登校経験者・保護者の体験インタビュー集「雲の向こうはいつも青空」の紹介

・おやすみ処am事務局より、会場に余裕ができたので今後の受講希望があれば受け付けます、というお知らせをさせていただきました♪

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