講 師 ：栗原 洋子（性暴力を許さない女の会代表）
主催団体 ：特定非営利活動法人 フェミニストカウンセリング福岡
性暴力は女性の尊厳を踏みにじる重大な人権侵害であるにもかかわらず、いまだ被害者に対する充分な救済も社会的な理解もされていないのがこの国の現状です。性暴力を許さない女の会の栗原さんは２０年にわたり性暴力被害者支援にかかわり、被害者の救済と「性暴力被害者の体験を言葉にし、性暴力を、被害を受けた女性の側から再定義する 」活動を続けてこられました。
講演では実際に関わった性暴力事件、監禁事件についてお話があり、ニュースや本ではわからない性暴力被害の深刻さを知ることができました。現在取り組んでいる、全国初のワンストップサービスを行う性暴力救援センターー大阪（今年４月から活動を開始）の活動や、性暴力禁止法など性暴力被害者支援の最前線の話に参加者は熱心に耳を傾けていました。そのはかセックスワーク論やポルノをめぐる表現の自由への反論など、たいへん興味深い内容でした。
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