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竹之内 マリ子(たけのうちまりこ)さん

株式会社ドコモCS九州 鹿児島支店 営業部 担当部長 (取材時:ドコモアイ九州株式会社 総務部 担当部長)

一人でも多く、次世代の女性リーダーを育てたい

 NTTグループにおいて、性別や年齢などを問わず多様な人材を活躍させるダイバーシティやワーク・ライフ・バランスを推進している竹之内マリ子さん。現在はドコモアイ九州株式会社の総務部担当部長を務めている。

チャレンジと達成感が自信となり、次へとつながる

 NTTの前身である日本電信電話公社に入社。これまで営業、企画、人材開発、広報とさまざまな業務に携わってきたが、30代前半の頃は悩みや不安を抱えていた。自分は何をすればいいのか、何ができるのか。辞めたいと思ったことが何度かあったと言う。「知人に、私は営業に向いてないのではと相談したら『合っているよ。できればうちに来てほしいくらいだよ。』と言われました」。他者から見える自分の姿に勇気づけられ、仕事に対する迷いも吹っ切れた。
 転機が訪れたのは、20年前。女性社員限定の北米育成研修を行うこととなり、選出されたのだ。研修のチャンスを与えてもらった喜びとともに、その当時、通信技術で最先端をいっていた北米企業の視察は大いに刺激となった。その後、異動を繰り返し大阪にあるNTT-西日本本社へ転勤に。「社内センターの立ち上げを任されましたが、人脈も土地勘もなく、男性ばかりの職場で孤立感や不安がありました」。しかし、前に進むしかないと気持ちを奮い立たせ、まずは情報収集に徹した。同種の組織がある企業の先行事例を学び、同僚や上司の協力を得て、ようやくセンター開設にこぎつけた達成感は今も忘れられない。「あのときの達成感が、仕事をしていく上での自信につながっていったと思います」。

手探りで立ち上げたダイバーシティ推進プロジェクト

 2007年、NTT西日本-関西で法人営業課長だった時に、女性社員6名でダイバーシティ推進プロジェクトを立ち上げることになった。「まだダイバーシティという言葉が定着していない頃で、それは何?といった感じで手探り状態でした」。既に取組を行っていた企業を訪問し、40社ほどで構成されていた研究会にも参加し、積極的に意見交換を行った。社内では育児休職者にアンケートを実施。「彼女たちは不安や悩みをどこに相談すればいいのかわからなかったのです」。そうした声を受け、育児などのライフステージ支援として女性社員限定のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を開設。1年後、正式にダイバーシティ推進室が発足、初代推進室長に抜擢された。2011年には福岡県「第28回女性研修の翼」で北欧視察研修にも参加。スウェーデンやデンマークといった福祉先進国で得た知識を、今また総務担当部長としての業務に生かしている。

後に続く女性の居場所を守る

 企業にとって人材育成と目標達成は両輪だと語る竹之内さん。数多くの研修の機会を与えられ、会社に育てられた。これからは育てる側となり、次世代の女性リーダーを育成していくことが使命だと言う。「大変なこともたくさんありましたが、ここで私が潰れたら後がなくなる。管理職ポストがなければ、後に続く女性の居場所がなくなると言い聞かせながらやってきました」。
 女性へメッセージを尋ねると、「悩んだり、行き詰ったりしたら将来の自分をイメージすることをおすすめします。3年後どうなりたいか。難しいかもしれませんが、そこに向かって努力すれば、必ず自分の力になります」。と笑顔で語った。 (2014年1月取材)

コラム

 20代のころから華道を続けている竹之内さん。華道のみならず、先生の教えを大切にしている。「一つのことを成し遂げたら、原点に返ることが大切だと教えていただいた。前向きに生きてらっしゃる方で、何か起こったときは常に『先生だったらどうするだろう』と考えます。私にとってのロールモデルのような方」。最近では友人に誘われて始めたフラメンコとスペイン語に熱中している。

プロフィール

鹿児島県出身。日本電信電話公社入社。2002年、西日本電信電話株式会社福岡支店法人営業課長、2005年、同社の関西法人営業課長。2008年、同社の関西ダイバーシティ推進室長、2010年、NTTドコモ九州支社総務部担当部長、2011年、ドコモアイ九州総務部担当部長を経て、2015年、ドコモCS九州鹿児島支店営業部担当部長。
2013年福岡県女性管理職ネットワーク(WE-Net福岡)Ⅰ期共同代表。2013年「女性の大活躍推進福岡県会議」企画委員、2013年内閣府「女性管理職ネットワーク活用検討委員会」委員。






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