このセミナーは、女性を取り巻く様々な問題を知り、参加者が「今の自分」に何ができるのかを考え、支援できる人材を育成することを目的とした全3回のセミナーです。その第1回が実施されました。
第1回は「他人ごと? わたしたちのこと?ひとり親家庭と子どもたちの今」と題し、NPO法人 しんぐるまざあず・ふぉーらむ 理事長 赤石千衣子さんより、ひとり親家庭の状況、シングルマザーの困難の背景、ひとり親の子どもたちの状況、などについて具体的事例を交えながらお話しいただきました。また、ひとり親家庭では、ひとり親同士のつながりが大切であること、経済的支援や就労支援では、公的支援が必要でまだまだ足りない状況であることの現状を踏まえ、これからも支援内容の改善を訴えていきます、と熱く語られました。
赤石さんの「誇りを傷つけないように手助けをすることが大事」。という言葉が特に印象に残り、がんばっているシングルマザー、シングルファーザーの気持ちに寄り添う支援が必要なのだと学びました。
セミナーの最後に社会福祉法人福岡県母子寡婦福祉連合会より、現在行っている「ひとり親家庭の学習支援ボランティア事業」についての報告がありました。
今はまだ、公的支援、民間支援は地域により差がありますが、より多くの方へ支援の情報を発信していくことで地域差を無くしていけるのではないかと感じました。
タイトル | ひとり親家庭が抱える課題と子どもたちへの支援 |
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開催日時 | 2015年7月31日(金) |