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3月15日(土) つなごう未来へ!私たちの一歩(講演&ワークショップ)みらいねっとフォーラム2014

テーマ「つなごう未来へ!私たちの一歩」
2014年3月15日(土)  会場:クローバープラザ(春日市原町3-7-1)

10:10~10:20 開会式
10:10~11:50 第1部 講演会「3.11から見る防災と男女共同参画~今、問われる地域力~」
12:45~14:30 第2部 ワークショップ「もしあなたが避難所で生活することになったら」
主催/福岡県男女共同参画推進連絡会議(ふくおかみらいねっと)
共催/公益財団法人 福岡県女性財団    後援/福岡県

 福岡県内39の団体で構成される福岡県男女共同参画推進連絡会議(ふくおかみらいねっと)の主催で開催した今回のフォーラムは、平時から家庭や地域などで防災・減災の取組を進めるため、「防災と男女共同参画」を考えることを目的とし、多くの皆さんの参加をいただきました。

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第1部 講演会「3.11から見る防災と男女共同参画」~今、問われる地域力~
講師:公益財団法人せんだい男女共同参画財団 理事長 木須八重子さん
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 東日本大震災発生時に仙台市宮城野区区長で区の災害本部長として被災地の初動対応から、仮設住宅移転、集団移転に向けたコミュニティ形成などに取り組まれた、木須八重子さんを講師に迎え講演会を開催しました。
震災直後の様子や活動に加え、3年経って見えてきたもの、伝えたい事をお話いただきました。震災の体験を通して見えてきたことでは、「平常時にできていないことは、非常時にはできない」この言葉は公演中何度も出てきましたが、男女共同参画も日常からやっておかないとできないと言う意味では、コミュニティ組織の方針決定の場に平常時から女性が入っておく事の大切さ、災害が起きてからの組織に入って意見を言うことはなかなかできない事などお話いただきました。
人権が守られている避難所では避難した方の回復にも違いがあり、その事は復興が早いという違いになってくる。自然災害は防げないが減災はできる、3.11の経験を減災に生かしていく。備える事の重要さ「これで大丈夫ということはない」
最後にも「平常時にできていないことは、非常時にはできない」という言葉が印象に残りました。

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第2部 ワークショップ「もしあなたが避難所で生活することになったら・・・」
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 3つの問い(イラストを見ながら)について、5~6人のグループで、どんな場面かを想像し、話し合ってもらいながら、その解決方法もグループで考えて発表してもらいました。イラストは避難所での物資の受け渡しについての課題や、トイレの設置、避難所自体の運営などに関するもので、各グループからは色々な意見が出され、その上で午前の講師を務めていただいた木須さんよりコメントもいただきました。
「何より、日頃からの男女共同参画が大事で、災害時に避難所を設置するので女性に入ってくださいと言われても、日頃からやっていなければ、そのような場で意見も言えないし、運営に携わる事はできない。」と話され、改めて日頃からの取組が大切である事を再認識しました。
ワークショップで使用した、東日本大震災女性支援ネットワーク作成の「災害におけるジェンダー課題〈イラスト教材〉」は、あすばるで貸し出しもしているので、各団体や地域でも活用してみてください。

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    WS回答まとめ
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【問1】ここは、比較的大きな避難所内の物資受け渡しコーナーです。
男性の担当者の前で、クルッと向きを変えて引き返す10代の女の子。ちなみにこの男性は、悪い人ではありません。
この女の子は、何故、物資配布の受付前で引き返すのでしょうか?
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① 男性からは受け取りにくい物資が欲しかった。そして相談しにくかった。
② また、欲しいものがなかったとの回答が多かったです。
③ 顔見知りだから相談しにくい
④ 知らない男性だと高圧的である。
⑤ 笑顔が怖い

どうしたらいいか?
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① 受付の対応を男女で行う。
② 物品リストがあれば良い情報提供が必要
③ 受付担当決定の場に女性が必要
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【問2】避難所で、年配の女性と男性が話をしている様子。女性はすこし戸惑ったような、若しくは、やや不満げな顔をしています。どのような会話が行われているのでしょうか? 男性は地域リーダーで女性は普通の住民です。女性は、何かを相談にいきましたが、男性の返答に不満があるようです。
何を相談し、どんな反応があったと思いますか?
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① プライバシー―の問題(仕切り、女性用洗濯干場、授乳室、高齢者、障害者対応、など)
② 炊き出しや掃除当番の問題、女性に負担が大きく、女性の仕事になってしまっている。
③ 飲酒者にたいしての問題の相談
④ 弱者への食事の問題

どうしたらいいか?
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① 避難所の責任者に女性を!
② 決定する場に女性を男女別の更衣室やトイレを作る。寝る場所、授乳室
③ プライバシーを守るためについたてをする。
④ 炊き出しを女性だけにさせないでほしい。
⑤ 相談する相手が男性だけだと、個々の問題を取り上げてもらいにくい
⑥ 女性の相談できる人が必要。話し合いを筋道立てて言う力を持つ。
⑦ 家族構成の似た方同志話し合いを
⑧ 筋道立てて言う力を持つ。
⑨ 家族構成の似た方同志仕切りカーテンを付けて欲しい。
⑩ 緊急対策会議に女性を入れる(平常時から)
⑪ 男性リーダーだけが返答しているので、問題点を出し合ってどうするのかの会議が必要
⑫ 会議の場に3名以上の女性が必要。(202030の必要性)
⑬ ひとりで要求を持って行かずに、複数で!
⑭ 障害者、乳児がいる母子に優先的にプライバシーを確保する。
⑮ その後、すべての人のプライバシーを確保する。
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【問3】 昼間、避難所に設置された仮設トイレの前で、女性たちが戸惑っています。 夜、避難所の外に設置された仮設トイレの前で、若い女性が2人で怖がっているような様子です。
この女性たちは、なぜこのような表情をしているのでしょうか?このトイレの問題点をあげてみましょう
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① 男女別になっていない
② 男性がたむろしていて入りにくい
③ 夜も外に行かなければならないのは、怖い
④ 男女共用で入れない 表示がない
⑤ 暗くて怖い
⑥ 中に誰がいるか分からない。
⑦ 水が流れない
⑧ 女性用品の処理が困る
⑨ 体の不自由な方が使用しにくい(様式ではない)

どうしたらいいか?
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① 男女ノトイレを離して設置する。
② 照明がなければ、事務所の近くに
③ 警備が必要
④ 決定の場に同数の女性を
⑤ 信頼のおける人と行動する
⑥ 男女別に設置して、男性がトイレの周りにたむろしないようにすべき
⑦ 明るくして、目が届く範囲に目隠しが欲しい
⑧ 障害者トイレに配慮
⑨ 使用基準を決めておく。
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以上、3問の質問で、共通して言える問題は、避難所設置に置いて女性の意見が全く入っていない。意思決定の場に女性がいないことです。女性だけでなく、老若男女が意思決定の場に必要だという意見もあり印象的でした。
平常時からの男女共同参画がいかに重要かを再確認できたWSになりました。
ご協力ありがとうございました。

    タイトルつなごう未来へ!私たちの一歩
    開催日時 2014年3月15日(土)

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