あすばるセンター長コラムNo.29 2025.12

イルミネーションが華やかに街を彩る季節となりました。
先月22日の「福岡県ジェンダー平等フォーラム2025」には、多くの皆さまにご参加・ご視聴いただきありがとうございました。
高校生×ジェンダー平等ワークショップ成果報告会では、高校生が、社会人へのインタビュー調査などから学んだ内容や自分達の考えについて発表しました。参加者からは、「高校時代から関心を持つことは頼もしい」「世の中は変わっていけるなと感じた」「若さ溢れる高校生の報告と提言は重要な道標になると思った」など、素晴らしかった、感心したとの感想が多く寄せられました。
スペシャルトークでは、お笑いタレントの庄司智春さんに、家事や育児について、妻との協力体制などのエピソードを楽しく語っていただき、会場からの質問にもお答えいただきました。夫婦で連携し合いながら、お子さんといる時間を大切にし、「感謝を伝える」「人に優しくする」「自分を大切にする」「出来ることが増えたほうがいいよね」などを伝えているとのお話に、参加者からは「話し合う大切さを感じた」「あたり前のことでも感謝の気持ちが大事」「相手のことを思いやる気持ちがあれば、家庭の中も社会もよくなっていくと思えた」「言葉に出すことの大切さがよくわかった」などの感想が寄せられました。

当日は、様々な県民企画事業の映画や講演会、ワークショップ、産直ふれあい市・まごころ製品マルシェなどにも、本当に多くの方にご参加いただきました。皆様のご協力に感謝いたします。今年のテーマである「あたり前を見直そう!きみが輝く未来へ」を考えていただける機会となったのであれば幸いです。
このフォーラムの様子(写真・動画など)を、あすばるホームページに12月中には掲載予定ですので、ご覧いただけたら嬉しいです。
また、今年も10月~11月の2か月をジェンダー平等マンスとし、県内市町村や各男女センターにご協力いただき、3か所のサテライト会場をはじめ県内各地でジェンダー平等に関するイベントを開催していただきました。感謝申し上げます。
最終日11月30日に嘉麻市で開催された「かま~んフェスタ」での中貝宗治さんの講演会「ジェンダー平等社会なぜ必要?」では、「まちを挙げたジェンダーギャップ解消の取組みは、まち全体の経済的、文化的魅力を向上させる力を増幅させる」との豊岡メソッドといわれる先進事例を直接お聞きし、ジェンダー平等社会に向けた取組の重要性を改めて認識する機会となりました。

さて、今年度も「地域のリーダーを目指す女性応援研修」を9月に開講し、研修生の皆さん方は、講義やグループワーク、対話を通して学びを深めています。
2月21日(土)午後、この報告会をクローバープラザにおいて開催します。
地域の課題解決に向き合い、作成した実行計画を14名の研修生が発表します。発表の後には、研修生を交えたワークショップ形式の交流会もあります。地域活動のヒントになること間違いなしです!皆さま、是非参加くださいね。

それでは、何かと慌ただしい年の瀬ですが、インフルエンザも流行っていますので、どうぞお体には気をつけられ、良いお年をお迎えください! 

令和7年12月

福岡県男女共同参画センター「あすばる」

センター長 野田 律子 

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