6月22日(日)、クローバープラザで男女共同参画視点の災害対応力向上講座を開催しました。
今年のテーマは、昨年に続き「誰ひとり取り残さない避難所の設置・運営を学ぶ」です。
この講座は今年で5年目となります。減災と男女共同参画 研修推進センター 共同代表で、早稲田大学 「地域社会と危機管理研究所」 招聘研究員の浅野幸子さんを講師にお迎えし、「災害時の男女共同参画の視点の基礎」と「避難生活で命と健康、本当に守れますか?」をテーマにご講義いただきました。
グループワークでは、避難所運営で視覚障がい者や持病を持っている人、乳幼児、外国人等の多様な人が避難する場合に、当事者が困ることや、その際に役立つ地域の資源(特技のある人・専門機関など)について考え、意見を出し合いました。
また、午後には那珂川市の「座・しゃくなげ」の皆さんによる防災寸劇と那珂川市自主防災協議会の活動内容の紹介も行われました。
講座を通して、災害時に直面する問題に対してジェンダーや多様性の視点が欠かせないことや、防災を日常生活の中で自分事として捉え、平時から地域での仲間づくりや資源の点検・活用方法を考えておくことの大切さなどを学びました。
会場の様子
グループワークの様子
防災寸劇(座・しゃくなげ(那珂川市))
活動事例報告(那珂川市自主防災協議会)
アンケートでは「災害時においての男女共同参画の視点の重要さと課題への理解が進んだ。」「グループワークは、色んな立場の方との意見が参考になり、気づかなかった課題を知ることができた」「防災寸劇は楽しみながら災害時の課題を知ることができ、新たな視点が得られた」「事例報告での取組みが参考になった。すぐにでも自分の地域に取り入れたい」などの声をいただきました。
講座で学んだことを地域の災害対応力を高めるヒントとして活用いただけると幸いです。
受講いただいた皆さま、お疲れさまでした!