どうして「体育嫌い」なんだろう
ジェンダー・セクシュアリティの視点が照らす体育の未来
井谷 惠子/〔ほか〕著 大修館書店
体育の授業は好きですか?本書では「運動は好きだけど、学校の体育は苦手」と感じている人々の声に耳を傾けています。そこには、生理中の体育に悩む女子、運動能力の差がスクールカーストに影響すると感じる男子、そして性別で分けられる授業に疎外感を抱くLGBTQ+の人々の声がありました。現在の体育の問題点を見直し、これからの体育の在り方について考えるきっかけとなる一冊です。
台所で考えた
若竹 千佐子/著 河出書房新社
この本は、夫の死を乗り越え63歳で長年の夢だった作家デビューを果たし、『おらおらでひとりいぐも』で芥川賞を受賞した若竹千佐子さんの初エッセイ集です。日々の暮らしの中で心に浮かんだ、孤独や自由、老い、東北で過ごした幼少期の思い出などがあたたかく、そして力強い言葉で綴られています。台所の中から世の中を見てきた著者が、考え辿り着いた生き方に勇気をもらえます。
パパの子育て応援BOOK
ファザーリング・ジャパン/著
パイインターナショナル
共働き世帯が全体の7割を超え、夫婦で協力して育児を行うことが当たり前の時代となりました。この本には、育児・家事・仕事、そしてパートナーとのコミュニケーションのコツまで、先輩パパによるリアルな体験談とアドバイスが掲載されています。「よい父親」ではなく「笑っている父親」を増やしたいという思いが込められた、今どきのパパにぴったりの育児書です。さあ、一緒に子育てを楽しみましょう。