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元気塾便り~ひろかわまちじょ~

2017年度の元気塾「ひろかわまちじょ」。
昨年は広川町との協働で「ひろかわまちじょプロジェクト」を開催されました。そして、今年も開講されるということで取材に伺いました。
実行委員長の恒松さんのインタビューは、あすばる~ん夏号に「元気塾便り」として掲載しております。             
                        あすばる~ん夏号はこちらからどうぞ!
 
取材当日に同席された広川町役場のお二人を交えてのインタビュー「行政と団体の協働とは?」をお届けします。

※左より、恒松美里さん(ひろかわまちじょ実行委員長)、氷室健太郎さん(地方創成担当係長)、塩澄志麻さん(協働推進課まちづくり係)

あすばるスタッフ)元気塾修了後も、その地域で活動が継続できるということは、団体と行政との縁をどのように次につなげていくかのか?そして行政にとっても“win-win”の関係でいられるところが、鍵のように思います。広川町ではその辺のところがうまくいっているように見えますが?

恒松さん)元気塾をはじめる前は、行政と自分が関わるということをまったくしてなかったのですが、元気塾での活動の中で、相談にのっていただける環境がたくさんあり、より町を好きになるというか、もっとここで何かやってみたいという意欲につながっていったのだと思います。

あすばるスタッフ)「ひろかわまちじょ」のように、応募する時に新しく団体を立ち上げることが多く、また卒塾した人が、自分たちの住む町でも元気塾を開催したいということでどんどん広がっているのですが、修了後に活動拠点がなくなるということが一番の悩みだと聞いています。この活動拠点いうことでは、「ひろかわまちじょ」はいかがでしょうか?

恒松さん)いろんな町の施設を利用させてもらっています。ここ(kibiru)が使えない時も、「ひろかわまちじょ」の名前でボランティア登録をしていので、他の場所を借りて話し合いの場を設けています。行政がいろんな面で一緒に協働していける環境を作ってくれているのでやりやすいです

あすばるスタッフ)昨年より、「ひろかわまちじょプロジェクト」が立ち上がっていますが、これは町の予算ですか?

恒松さん)そうです。町の事業ですが、元気塾の時のネーミングをそのまま継続して実施出来ています。

あすばるスタッフ)そういうところもすごいですね。元気塾事業としてあったものを継続してやろうとすると予算が無い・・・で終わってしまうこともありますからね。

恒松さん)元気塾の講座の最後で、行政に向けてプレゼンをしたのが良かったのだと思います。元々あまり期待されてなかったと思うのですが、プレゼンを聴きに来てくれた行政の方から、「こんなことが出来るんだ!」とコメントを多くもらいました。また、担当の氷室さんも色々動いていただいたことも良かったのだと思います。

 

あすばるスタッフ) 中継ぎ役というかちょうど中間をきちっとつなげる人が、官民それぞれいたという点、それも行政側にいたというのが強みなのでしょうね。

氷室さん、担当として元気塾をやってみてどうだったでしょうか?

氷室さん) ありがたかったですね。恒松さんの一歩踏み出す勇気はすごいと思う。

元々あった団体ではなかったわけで、元気塾を開催するために立ち上げて、集まってきた人たち。それぞれの思いがあって考えてることが違う中で、ゴールを目指していかなきゃいけない。ろんな考え方の違いもあった中、彼女自身がやりたいことととのバランスを上手く取りながらやっていました。彼女が勇気をもって最後までやろうとしてくれたおかげだと思います。

そしてその成果として、元気塾の講座の最後でプレゼンがあって、さらに周りを巻き込むことができ、次に繋ぐことになったのでよかった。

 

あすばるスタッフ)その最後のプレゼンには、氷室さんから行政側に声をかけていろんな人たちを呼び集めたのですか?

 

氷室さん)そうですね。その時に地方創生を話し合う有識者の委員さんにもおいでいただきました。その委員さんが、プレゼンを聞かれた後、応援者になってくださったので、次のステップに繋げることができたと思います。

 

あすばるスタッフ)行政が、この元気塾事業を行うことに対して必要なことは何だと思いますか?

氷室さん) 男女共同参画にかぎらず、「協働」という考え方で事業をやることは少なくとも担当者は知っておかなければいけないと思います。

難しい立場に置かれたときに、行政がどう向き合うかですよね。多分それが協働の考え方を理解できていない担当者だったら、市民側に丸投げしてしまったり、逆に市民の力を信じられなかったり、ということが起きると思います。そこのバランスを上手く取ることが、行政職員に求められます。

行政には協働をきちんと理解していただいて、団体側には行政の立場とかそういうこともちょっと理解していただいて、お互いの歩み寄りが絶対必要だと思います。

あすばるスタッフ)やはり、“win-win”の関係が一番大切なのですね。

お互い歩み寄って、良いことも、悪いこともお互い半々ということでしょうか。

また、地域の特色というのもあるのでしょうね。広川町という町の特性とか、広さとかがあるから今回のことが出来ていると思われます。これを他の地域にそのままあてはめられるものでもないですよね。

氷室さん) 地域の特性ですよねー。久留米絣の産地であるとかkibiruがあるとか。恒松さんが、ものづくりが得意であるとかそのいろんなものが、重なっていく。

よその町と同じようなことを広川町がしても、うまくいくわけではないと思うのです。

 

あすばるスタッフ)地域の特性をちゃんとわかっているというところもいいですよね

 

氷室さん) これまでも、定期的に恒松さんと私と男女共同参画の担当者とで会議をしてたので、来年度をどうするかという話も、自然とそういう流れになっていく。そういうコミュニケーションの場がまずないとダメですね。

 

あすばるスタッフ)どちらが、主体的に動くのですか?こういう打ち合わせをしましょうという場合は、行政から声をかける方が多いですか?

氷室さん) 「来年もやるよね」という話で、来年何をするのか、あとは行政にはスケジュールがあるじゃないですか。予算取りどうするとか、予算取りのためには中身を決めないといけないという風に進んでいきますね。

※今年度の「ひろかわまちじょプロジェクト」募集チラシ。

あすばるスタッフ) 実施するのがあたり前なんですね。

氷室さん) 行政のいいところは一回やると前例ができるところ。そうすると来年もやりやすい。ゼロからイチは難しいですけどね。

あすばるスタッフ) そこの部分があすばるの「元気塾事業」がお手伝いできる一番大きいところでしょうか?

氷室さん) 助成金は大きかったと思います。そういう意味では最初のところで全く町の予算を使ってないですから。

どんな事業でもそうですが、人次第じゃないですか。たまたま担当者が良くて代わったらもう終わったという話はよくありますよね。

うまくいっているところは、多分その担当者が「協働」をちゃんと理解していたり、あるいはトップや責任ある立場の人がきちんと理解して下さっているのではないかと思います。うちの場合、ひろかわまちじょの取り組みに合わせて担当者を男性から女性に変えました。人事担当も、ちゃんと考えてくれていることが伝わってきました。

 

あすばるスタッフ) 同じ女性の視点を持っている人、というのもあるのかもしれませんね。塩澄さん、 担当になられていかがでしょうか?

塩澄さん)元気塾が開講していた時は別の部署にいたのですが、元気塾のプレゼンを聞きに行きました。まさに自分たちが課題と感じていることの解決方法を発表する人がいて、その後のセミナー開催につながりました。

そして今年度からの担当としての業務は、NPOボランティア協働推進で、まさしく地域の課題を解決するためにボランティアさんと行政がどうやって協働していくかっていう課題を仕事にしているのですが、住民さんたちの思いであったり、課題と思ってる事とかをまず話を聞くというところが大切だと思います。元気塾のプレゼンを通して、私たちもいい形でつながれて、一緒に協働することができたという点は凄く良かったところだと思ってます。今後もつながりで良い事業を作っていきたいですね。

あすばるスタッフ)元気塾は「地域の課題解決に取り組む女性達」ということが大きなテーマなのですが、その取り組んでいる部分を行政にも知っていただくことが一番大切だということですね。

広川町では、元気塾をとおして、課題を感じている行政とやりたい人がマッチングした!それが町の活性化に繋がったということが一番の利点なのでしょうね。 

これからも「ひろかわまちじょプロジェクト」を応援していきたい思っています。今日は本当に有難うございました。

 

 

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