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平成26年度ふくおか女性いきいき塾 パネルディスカッション・課題研究中間報告会(11/8開催分)

【パネリスト】
石井まり美さん(コカ・コーラウエスト株式会社 管理統括部 人事厚生部 女性活躍推進担当部長)
川島高之さん(NPO法人ファザーリング・ジャパン 理事)
籠田淳子さん(有限会社ゼムケンサービス 代表取締役)
寺崎里水さん(福岡大学 人文学部 教育・臨床心理学科 准教授)
【コーディネーター】
村山由香里(福岡県男女共同参画センター あすばる 館長)


11月8日、「女性がもっと活躍できる社会へ」と題したパネルディスカッションを開催しました。
今回は、女性も男性もいきいきと働き、活躍できる社会づくりについて、現状を検証し課題をどう乗り越えていったらよいかを4名のパネリストに語っていただきました。

まず、政府や経済界を中心に、女性活躍の取り組みが盛んになってきた現状をふまえ、各パネリストから課題を述べていただきました。企業の女性管理職である石井さんからは、「女性が仕事を継続させるための制度は整いつつあるので、そうした女性など多様な人材をマネジメントできる管理職の存在が、これからは必要」、『イクボス』を推進し会社役員でもある川島さんからは「なかなか意識が変わらない経営陣や管理職に対しては、女性の活躍やワークライフバランスの経営上、仕事上のプラス面を訴えることが大切」と職場や企業風土を変えるためのポイントを語っていただきました。建築会社社長の籠田さんからは「女性の生活者としての視点や子育て、介護の体験は企業にとってますます重要となる」と女性建築デザインチームを率いてこられたご経験を話していただきました。ジェンダー学の専門家である寺崎さんからは「職場の男性寄りの価値観を変えていかないといけないが、女性も結婚相手の男性には自分より高収入を期待したり、職場での居心地をよくするために男性から期待される役割を自ら演じてしまうことがある」とこれから女性達が克服すべき課題を述べていただきました。

最後に、女性が活躍するために重要なことについて語っていただきました。「次世代リーダーになるために、今の実力以上の仕事に挑戦し、不安の大きな壁を乗り越えていってほしい」「女性の社会活躍のために、男性の家庭・地域社会参画が大事」「キーワードは多様性。多様な視点を持っていることが強みで、業績も上がっている」「ノウハウを共有できる仲間やネットワークを大切に」などのメッセージに塾生だけでなく、参加者の皆さんも熱心に耳を傾けていました。

会場からは「どの先進企業も『女性の活躍推進』に地道に取り組んだ結果だという事がわかった」といった感想や「できない理由を見つけるのではなくできる方法を見つけて実践していきたい」などの決意が聞かれました。



    同日開催で、塾生たちが取り組んでいる課題研究の途中経過について、各グループによる中間報告が行われました。

    各チームの報告の後には、パネリストや参加者から「分析サンプル数を増やすことで、研究内容がさらに充実するのでは」「興味深い内容なので、もう少し客席を意識して発表したらどうか」「2月の発表が楽しみです」などたくさんのご指摘・激励をいただきました。

    塾生たちは、それらの意見を真摯に受け止め、2月の成果報告会に向けて、内容の見直したり、もっと充実したものにしようと多くの気付きをえられた報告会となりました。

      タイトルパネルディスカッション「女性がもっと活躍できる社会へ」・塾生5グループによる課題研究の中間報告会
      開催日時 2014年11月8日(土)

      その他写真

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