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ロールモデルによるパネルディスカッションin筑豊地区

 福岡の4地域(北九州・福岡・筑後・筑豊)で開催するこの講座は、それぞれの地域で活躍している女性をパネリストにお迎えし、その地域にちなんだテーマでディスカッションしていきます。
第4回目は筑豊地区。パネリストに小松 啓子さん(福岡県立大学人間社会学部長)、芳野 仁子さん(子どもの本とおもちゃの店 からすのほんや代表)、渡邉 福さん(筑豊子育てネットワーク「かてて!」代表)を迎えて、「男女(みんな)で子育て!」をテーマに会場のみなさんと共に考えていきました。
 
 子どもの栄養、食育、栄養カウンセリングを専門とし、田川市の食育検討委員会の委員長としても活躍されている小松さんに、小児栄養の道に進まれたきっかけを聞いてみました。「小学校の頃に母を喜ばせようとカレーを作ったのですが、失敗して水っぽくなったんです。それを母が美味しいと言って食べてくれたことがとても嬉しく、今でも鮮明に覚えています。もしあの時に否定されていたら、料理を好きになっていなかったと思います。」と、幼いころの体験が今のキャリアに影響しているというお話をしていただきました。

 子どもの本とおもちゃのお店「からすのほんや」代表の芳野さんは、本を販売するだけでなく、読み聞かせを通して「心を育てる」ことの大切さを伝えたり、自己表現や議論の方法を学び合う「ひみつの国語塾」を主宰するなど、本を通した子育て支援に取組まれています。読み聞かせや読書の効果を聞くと、「即効性や目に見える効果はありませんが、心の距離感が近くなり、信頼関係が育まれます。私は、父によく絵本を読んでもらっていたためか、大人になった20代半ば、すごく辛い経験をした時に、茶碗を洗っている父の背中で泣いたことがあります。今でも父を一番尊敬しています。」と、ご自身の体験をもとに、本の効果を語っていただきました。

 筑豊子育てネットワーク「かてて!」で15年間にわたり活動を続けている渡邉さんに、その原動力を尋ねてみました。「初めての育児の時、社会から孤立した密室で、恐怖と不安の日々を過ごしていました。そんな中でも『良いママ』になるべく努力を重ね、1歳半でオムツを外したり、可愛いアルバムを作ったりもしましたが、誰が評価してくれる訳でもなく、ただ虚しさを覚えました。しかし子育てサロンで、悩みを共有できる仲間に出会えたことで肩の荷がすっとおりたのです。今は自分と同じように悩んでいる皆さんの役に立つことが何より嬉しい。」と熱い想いを語っていただきました。

 最後に、健やかな子育てについて、渡邉さんより「男の子らしく、女の子らしくではなく~自分らしく~という言葉をかけてあげてください。また『よい子育てをしなければならない』と思いこむ必要もありません。周りの人々も、ぐずる子どもを見かけたら優しい声かけをしてあげてください。」
芳野さんより「人の話は眼と耳と心で聞いてみよう。意見が対立した時は、一度相手の意見を受け止めることで変化が生まれることもあります。」
小松さんより「子育て中には、自分の心の変化に驚かされることが多々あると思います。1人では経験できない沢山のことを子どもがプレゼントしてくれます。その中で、人としての優しさが育まれていきます。」と温かいメッセージをいただきました。
 参加者の皆さんからは「自分が自分らしく生きる事の大切さを再確認させられました。」「パネリストの皆さんが、それぞれの活動でいきいきとされている姿に感動しました。」などの感想が寄せられ、子育て中の方だけでなく、子育てを終えた方、男性の方も沢山のヒントを得られたようでした。

    タイトル男女(みんな)で子育て!
    開催日時 2013年1月30日(水)

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