6月29日(土)、クローバープラザで第1回高校生×ジェンダー平等ワークショップを開催しました。
このワークショップでは福岡県内から集まった34人の高校生が3つのチームに分かれ、自分たちでジェンダー平等について関心のあるテーマを設定し、5カ月間調査・検討を行います。
第1回では、筑紫女学園大学准教授の飯島絵理先生によるジェンダー平等ミニ講義で、「ジェンダー平等の基礎知識」について学んだ後、チームに分かれて、自己紹介とジェンダーに関して気になっていることの意見共有を行いました。後半のグループワークでは各グループで検討していくテーマを決定しました。
(ミニ講義の様子)
(グループワークの様子)
参加生徒からは「自分が想像していたより身近な場面でもジェンダーに関することがあるんだと気づくことができた。」「ジェンダーについて基礎的なことを学べて視野が広がったと思う。思ったより複雑な課題だなと思った。」「科学技術や防災、経済などあらゆる場面でジェンダー不平等が起きていることを学んだ。その後、今まで当たり前と思っていたところに違和感を感じるようになり、本当に日常に溢れているんだなと実感した。」等の声がありました。
各チームにはアドバイザーとして山下永子先生(九州産業大学教授)、野依智子先生(福岡女子大学教授)、飯島絵理先生(筑紫女学園大学准教授)にご指導いただき、最後に集合写真を撮影しました。
(集合写真)
第2回は7月6日(土)と7月7日(日)に分かれて開催しました。この日は、アンケートを実施するグループはアンケートの項目について、インタビューを実施するグループはインタビュー先と聞きたいことについて話し合いました。ワークの途中でクローバープラザ2階のライブラリーを訪れ、ジェンダー平等の関連書籍や統計資料を参考にしました。
(グループワークの様子)
(あすばるライブラリーでの様子)
参加生徒からは「アンケートを作るのにとても時間と労力がかかることがわかった。メンバーで協力してアイデアを出すことができた。」「グループの皆から自分とは違う考えを聞いて、自分にない視点に気づくことができた。相手に伝えることや理解してもらうために言語化することの難しさを感じた。」「ジェンダーについての本が想像より遥かに多数あることに驚いた。古い本もあり昔から取り組んでいるのに、今も解決に至っていないジェンダー問題の難しさと、社会課題が時代によって徐々に変化していることを学んだ。」といった感想がありました。