県内4地区(6/16北九州・6/17福岡・6/23筑後・6/24筑豊)で地域リーダーのための災害対応力向上講座を開催しました。今年のテーマは「誰ひとり取り残さない避難所の設置・運営を学ぶ」です。(※4地区とも同じカリキュラム)
この講座は今年で3年目となりますが、減災と男女共同参画 研修推進センター 共同代表の浅野幸子さんをお迎えし「災害対応にどのように男女共同参画の視点を活かすか」及び「心身の健康を守り、災害関連死を出さないためには?~高齢者・障がい者・子ども・女性などの立場から」をテーマにご講義いただきました。グループワークでは、避難所運営で乳幼児・子どもや視覚障がい者等が避難する場合に当事者が困ることや地域の資源について考え、意見を出し合いました。
また、熊本大学大学院先端科学研究部 教授の竹内裕希子さんからは「地域を強くする コミュニティ防災」についてオンラインでご講義いただきました。
災害時は特に衛生・栄養・育児・介護への対応や女性の様々な困りごとへの配慮が遅れがちになることから、これらの多様な視点を取り入れて日頃から地域の避難所運営について具体的に話し合っておくことが重要であると学びました。
グループワークの様子
会場の様子
アンケートでは「昨年も講座を受けたが、情報がアップデートされていて良かった」「大学生なりにできる事、将来どのように地域に関わっていけるかについて考えることができた」「日頃から戦略的に防災の仕組みを作っておくことが大切だと分かった」などの声をいただきました。
講座で学んだことを地域の災害対応力を高めるヒントとして活用いただけると幸いです。
受講いただいた皆さま、お疲れさまでした!