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【センター長コラム】持続可能な開発

こんにちは。 
今回のコラムは、あすばるライブラリーで開催している企画展「はじめてのSDGs 」のご案内です。

SDGsは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略語で、2015年に開催された「国連持続可能な開発サミット」で合意された、2030年までに取り組むべき、経済・社会・環境をめぐる世界共通の目標です。ここには、貧困や飢餓、ジェンダー、エネルギー、働きがいや経済成長、気候変動への対策など、17の目標とそれを達成するための169のターゲット(具体的な目標)が掲げられています。
皆さんは、17の目標が示された下のようなロゴや、丸いバッジをつけている人を目にしていると思います。

    
   

2015年の国連サミットには、国連加盟の193か国が参加し、2000年に採択され2015年に達成期限を迎えた「ミレニアム開発目標(MDGs)」の後継となる新しい開発目標が討議され、SDGsが全会一致で採択されました。
MDGsは、開発途上国が抱える課題に焦点が当てられていたのに対し、SDGsは、人類や地球が繁栄し持続するためには、先進国、途上国を問わず、全世界で取り組む必要があるとして、世界共通の目標として合意されました。地球規模で取り組まないといけない気候変動対策や、生産と消費、人権、ジェンダーなどが入れられています。スローガンは、「誰も取り残さないこと」です。


そして、この目標達成には、すべての国の政府や自治体、市民団体、企業、学校、個人などすべてが、それぞれの立場でこの取り組みに参加することが必要です。
日本政府も、内閣総理大臣を本部長とし、全閣僚を構成員とする「SDGs推進本部」を設置し、SDGs実施指針やアクションプランを策定するなど、SDGs政策の推進に取り組んでいます。

私たちのSDGsの取組の第1歩は、SDGs を知ることです。
あすばるライブラリーの企画展では、SDGs を知るために役立つ図書を、それぞれの目標ごとにピックアップして紹介しています。是非、ご来館ください。


ところで、SDGsへの取組の先進自治体の1つが北九州市です。北九州市は、2017年に、SDGs推進本部から第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を贈られ、2018年には、4月にOECD(経済協力開発機構)の「SDGs推進に向けた世界のモデル都市」に、6月には国の「SDGs未来都市」に選定されています。これらは、公害克服や環境国際協力の経験、市民・企業・行政の連携、地域のつながりを重視したSDGsへの取組が評価されたものですが、公害克服の歴史の端緒となったのは、同市戸畑区(旧戸畑市)の婦人会の女性たちによって展開された「青空がほしい」という公害反対運動だったのです。

北九州市が大気汚染に悩まされた高度経済成長期に、戸畑婦人会の女性たちは、大気汚染と子どもたちの欠席率の関係、大気汚染と呼吸器や心臓の病気との関係などを独自に調査するとともに、自分たちで撮影・編集を担当して、公害に悩まされる市民の生活を映像で伝える8ミリ映画「青空がほしい」を制作し、世論を盛り上げ、市と企業を動かして、公害防止対策の取組へとつなげました。
今から50年以上も前のことで、当時はSDGsという言葉はありませんでしたが、女性たちの活動は、人類と社会・経済の発展を調和し、持続可能な社会を形成することを目指すSDGsの取組そのものであったと思います。
「青空がほしい」運動に携わった女性たちの活動は北九州市の誇りとして、現在、北九州市の女性団体による中高校生への研修の実施、市民団体による演劇の公演など、さまざまな形で語りつがれています。




4月も半ばを過ぎ、桜の花は、ソメイヨシノから八重桜へとかわり、みどり鮮やかな青もみじの季節になりました。
今の時期、庭の様子は毎日変わっていきます。君子蘭とシャガは満開です。


あすばるは、新年度の事業を次々にスタートしています。
今年度も、多くの皆さんのご参加をお待ちしています。
 

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