平成２３年１１月２７日（日）
豊かで活力に満ちた地域をつくっていくためには、どのような視点が必要なのでしょうか。あすばるでは平成１８年度から５年間にわたり２９の市町村と共に、男女共同参画の視点をもった地域づくり事業に取り組んできました。地域づくりを実践された実行委員のみなさんは、自分たちの住む地域について幾度も話し合いを重ね、地域課題の解決に向けて真剣に取り込んでこられました。
今回は現在も活動を続けている団体の中から、筑前町、八女市、直方市、大刀洗町、糸島市（旧志摩町）の５団体にその後の取り組みについて報告をしていただきました。
筑前町では家庭・職場・地域をテーマにした寸劇で活動を広めたり、八女市では公民館等で紙芝居を上演、さくら茶屋での活動、直方市では商店街の活性化、大刀洗町では人権教育事業の委託を受け講演会を開催、糸島市（旧志摩町）では地域住民と行政との協働について報告していただきました。地域の課題解決に向けた真剣な取組と行動はしっかりと地域に根をおろし、地域を輝かせているようでした。
後半は「男女共同参画の視点でわたしを綴る ～地域にくらす多様な人の在り方に想いを深めるために～」をテーマに、男女共同参画政策アドバイザーでもありワークショップデザイナーの髙﨑恵さん（オフィスピュア）によるワークショップを行いました。ワークショップでは、小さなつぶやき（個人の問題）をみんなの課題（社会の課題）として捉え、問題を解決していく方法についてお話がありました。
男女共同参画地域づくり事業の実施により、条例制定や審議会委員の女性比率上昇につながるなど、地域における男女共同参画社会づくりに貢献した事例も見受けられました。
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