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女性活躍フォーラムin福岡

九州経済産業局、(社)九州経済連合会、そして県内男女共同参画センター(あすばる・ムーブ・アミカス)が合同で主催した福岡初のイベントが、6月6日(水)、電気ビル共創館「みらいホール」において開催されました。会場には、企業経営者や管理職、人事担当者や働く女性など、当初の予定を大幅に上回る約500名の方にご参加いただきました。

開会に際しては、九州経済産業局の広実郁郎局長より「グローバル競争を勝ち残り活力ある経済社会にするために、企業の経営戦略の中軸に“女性活躍推進を中心としたダイバーシティマネージメントを強力に進めること”が政府の対策として検討され、その推進に向けた課題解決と改革の方向性については、今とても注目されている」と挨拶がありました。
続いて≪女性活躍推進の企業取組事例報告≫の最初に、九州電力 人材活性化本部 女性活躍推進グループ グループ長の荒金朋子さんによる報告がありました。「多様性を尊重する人材マネジメント」を目的とした、キャリア形成支援、両立支援の拡大、意識改革・風土の醸成の紹介と現在の進捗状況について、具体的に説明されました。
総合メディカル株式会社 人事総務本部 採用部 係長の高野奈津子さんは、個々の能力発揮、組織を超えた人財育成風土づくり、職場の活性化を目的とした「女性社員活躍支援プログラム」の研修内容や成果と課題についての説明をされました。
3社目は、キリンビールマーケティング株式会社 キリンウィメンズネットワーク九州推進委員の三島明子さんによる「若手女性社員の継続就業と40歳前後の女性社員の更なる活躍」が必要という、大手企業としての課題と解決に向けた取組が紹介されました。
4社目のグリーンライフ産業株式会社 グランド工房 事業本部の山田美保子さんは「造園建設業をサービス業と捉えなおした中で、女性社員が増加し管理職に占める女性の割合は47%」という圧倒的な数字を導き出した推進事例として、「育児休業制度、短時間勤務制度、子連れ出社の容認」などを挙げられました。

 次に、働く女性研究所主任研究員の濱嶋妙圭さん(株式会社アヴァンティ編集長)から「福岡で働く女性のワーク・ライフ・バランス意識調査」として、アンケート結果が発表されました。職場環境とやる気は相関関係にあることや、長期勤務を望んでいても、結婚や出産により理想と現実に挟まれ望みどおりに働けなかった現実などが紹介されました。

 平成23年度福岡県女性海外研修事業「女性研修の翼」の団長 石村一枝さん(株式会社石村萬盛堂 取締役)と植野雅子さん(TOTO株式会社人財開発本部 人財開発センター ダイバーシティ推進グループ)による海外事例報告では、世界からみた日本の女性の社会進出の遅れを指摘しつつ、女性登用が進む世界的企業「アーバンエルク社」と「エリクソン社」の取組について説明されました。

後半のパネルディスカッションについては、あすばる~ん夏号(7/1発行)をご覧ください。
 

詳しくは当日プログラムをご参照ください。

タイトル 「トップの意識が変われば現場が変わる~女性の活躍が企業の成長・地域の活力につながる~」
開催日時 2012年6月6日(水)

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