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第6回 あすばるキャリア塾

第6回、あすばるキャリア塾は、株式会社読売新聞西部本社生活文化部記者 玉城夏子さんをゲストにお招きしました。
 玉城さんは、1992年に入社後、2003年に産休・育休を取得、2005年に復帰され、現在も記者の仕事を続けられています。1985年に男女雇用機会均等法が制定され、法律や制度は整ってきていますが、子育てしながら働いている女性記者はまだ少なく、勤務が不規則な新聞社で仕事と育児をやりくりするのはなかなか大変。それだけに、社内に限れば、若い世代の女性記者が結婚・出産に対してあまり魅力やメリットを感じていないように思えるそうです。お話しの中で、この3年半は、夫が在宅勤務で家事や育児の大半を引き受けてくれたから、お迎えの時間を気にせずに仕事に打ち込むことができたと、夫の家事育児サポートに感謝の気持ちを述べられました。また、育休取得後、会社に復帰するときの不安な気持ちがあったことを話され、育休中に段階を経ながら慣らし保育を行う必要性や、育休取得者への復帰サポートの必要性にも触れられました。復帰後、何よりも支援になったことは、子どもが大好きなイクメンの夫のサポートがあったことはもちろんのこと、周りの方々の支援や協力があったことが、とても嬉しく心強かったとのことでした。
 ある日、締切が迫った記事を書くために休日返上で子どもを連れて出社すると、同僚が集中できないだろうと声をかけてくれて、しばらくの間子どもを連れ出してくれたそうです。周りの方々の支えや「最近どう?」などと声をかけたりすることが、仕事と子育てを両立していく上で働きやすい会社の風土づくりにつながるのではないかと話されました。
 これまでの取材を通して得た現場の声や仕事と家庭の両立支援の事例を紹介しながら、多様な働き方の選択が可能になることが、子育てや介護の両立支援につながっていくのではと話され、今後も記者として、この分野に引き続き関心を持って取り組んで行きたいという思いを参加者の皆さんに語られました。

    タイトル子育ては、周りの人たちの「応援する気持ち」が何よりも支援になる
    開催日時 2012年1月24日(火)

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