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あすばるキャリア塾 第2回

 9月(2回目)のキャリア塾は、地元百貨店「株式会社岩田屋三越」に勤務されている藤田宜子さんをゲストにお招きし、福岡市にある赤煉瓦文化館で開催しました。

 「仕事は一生続けたい」との熱い思いで就職活動をされた藤田さんですが、当時は大卒女子を採用する企業は少なく就職活動は厳しいものでした。「この企業しかない」という思いから一歩引いてみたとき、百貨店という職場は商品が百貨(100)あるように、職種も100あるのではという思いになり、この仕事で自分は何をやり遂げたいかを自問し、会社説明会に参加されました。面接のとき、中央に女性の人事部長が座られているのを見て、「ここは女性の管理職がいる会社だ」と希望を持ち、1983年、岩田屋に入社されました。

 入社後、売り場に配属された藤田さんは、当初販売の担当者を『売り子』と思っていたそうです。しかし、実際店頭に立ってみると商品知識は当然、お客様個別の好みや心理を把握しなければならないなど、販売という仕事は、あらためて技術だけではない奥の深いトータル的な仕事だと気付かされたとのこと。その後、本部へ異動。5年目には営業企画という、責任あるポジションに就かれました。
 責任ある仕事が増えるにしたがって、「自分の感覚・感性だけでは限界がある。経営やマーケティングの勉強が必要だ」と思い、企業派遣制度を利用し慶応義塾大学大学院へ留学されました。当時、企業が“女性に投資する”という考えがほとんどない時代に「勉強の機会を与えてくれた会社に感謝しました」と語られました。
 その後、会社に戻り、今まで以上に各部署でリーダーとして働くことになりました。経営状況の紆余曲折もあり、辞めたい時期もあったそうですが、「部下に共に乗り越えようと言っている立場上、辞めるのは問題を解決した後だ、と思い踏みとどまりました」と当時を振り返られました。
 
 会場からは、企業内のワークライフバランスやストレス解消法などたくさんの質問が出されました。その中で「座右の銘はありますか」との質問に藤田さんは「その時々で支えとなった言葉は違っていましたが、岩田屋の企業キャンペーンのコピー“私は、あなたのおかげです”は折に触れかみしめています」と話されました。
 そしてセミナーの最後に「スペシャリティとプロフェッショナルの違いは、例えると、細くて高い鉄塔(スペシャリティ)と、頂が高いだけでなく高い頂を支えるすそ野を持つ富士山(プロフェッショナル)です。単に資格を持つだけではなく、使いこなし、経験を積んでそれを自分自身の血となり肉とすることだと思います。人間としての懐の深さを養うことは必要ですし、私自身そうありたいです」と結ばれました。

    タイトルスペシャリティをもつ事が強みになる時代
    開催日時 2011年9月27日(火)

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