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大切な人がDVに悩んでいるとき (第2回)

第2回 DV防止及び被害者支援セミナー  
開催日:平成23年7月25(月)
開催場所:西棟5階 セミナールームAB

 第2回目のセミナーは、被害者の立場に立った支援について3人の方からお話しいただきました。
 まず福岡県警察本部生活安全部子ども・女性安全対策課ストーカー・DV対策係からは「福岡県のDV及びストーカー被害の現状~配偶者暴力防止法、ストーカー規制法について~」をテーマにお話しいただきました。
DV事案の認知件数は増加傾向にあり、昨年は過去最高の945件を受理したが、増加の原因は、DVについてマスコミで取り上げられることが多く、社会的関心が高まったことが要因とのことでした。
 犯罪の未然防止を図るためには、警察の援助措置として、被害者への助言指導や加害者への指導警告、保護命令制度の説明、被害者支援システムなどがあげられ、今後の取り組みとして被害の防止(事件化)の徹底、保護命令に関する対応、そして各市町村や配偶者暴力相談支援センターなど、関係機関との緊密な連携が必要であると話されました。

 次に「犯罪被害者の心のケア」について、福岡県警察本部被害者支援・相談課犯罪被害者支援係の心理カウンセラーの方から、被害者がこれまでにおかれていた立場や事件後の心境や状況、二次被害などについてお話をいただきました。二次被害とは、周囲の風評や噂話、マスコミ等の取材活動や、「あなたも悪かったんじゃないの」「もうそろそろ立ち直ったら?」という心ないことばなど、犯罪とは別の「心の傷」を受けることであり、このような二次被害を受けないためにも
①物理的に落ち着ける環境の調整。
②「あなたは悪くない」ということを伝える。
③価値感や意見を押し付けない。
④当事者の気持ちに寄り添うことなど被害者にとっての『安全・安心感』をサポートすることが大事であるとお話いただきました。。

 また被害者のセルフケアとして
①生活のバランスを取る。無理な時はお応援を頼む。
②しっかりと休養する。
③趣味や好きなことをする時間を持つ。
④入浴などで心身のリラックスをはかる。
⑤食事は出来るだけきちんと摂る
⑥家族、友人、同僚、先輩、上司などに話を聞いてもらう(愚痴をこぼすことも大事!)などがあげられます。被害者にとって、傾聴・共感してくれる人の存在は大きいということをお話いただきました。

 最後は日本司法支援センター福岡地方事務所事務局長の進義道さんより、「法テラスの活用」についてお話しいただきました。法テラスは、総合法律支援法に基づき設立された独立行政法人です。主な業務として①情報提供業務(解決に役立つ法制度や、関係機関・団体等に関する情報を、電話や面談により無料で提供)②民事法律扶助業務(経済的に余裕のない方が法的トラブルにあったときに、無料で法律相談を行い、必要なときには弁護士や司法書士費用の立替を行う)③国選弁護関連業務(刑事事件の被疑者・被告人に対する国選弁護人、少年事件の被疑少年に対する国選付添人の迅速・確実な確保等)④司法過疎対策業務(法テラス法律事務所の弁護士が民事法律扶助事件や国選弁護事件などに取り組みます。また身近に法律家がいない司法過疎地域にも事務所を設置し、法律サービスを提供)⑤犯罪被害者支援事業(犯罪被害にあわれた方やその家族が必要な支援を受けられるよう、法制度の紹介や関係機関の案内、弁護士の紹介をします)などがあります。
 法的トラブルにあい、どのような解決方法があるのかわからない、どこに誰に相談していいのかわからない、経済的に相談費用がないなど、さまざまな問題解決のための一歩となるアドバイスをいただきました。

 参加者からは「警察の仕組みや被害者のおかれていた立場、法テラスのことが理解できて良かった」との感想をいただきました。

    タイトル私たちが知っておきたいこと -被害者支援について-
    開催日時 2011年7月25日(月)

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