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母子家庭サポーター養成講座

開催場所:クローバープラザ西棟5階 セミナールームAB          

 母子家庭の現状や制度などを知って、母子家庭の相談相手や心の支えとなるサポーターを増やしていこうと計画した講座も今回が最後となりました。

 12月7日(火)の第3回講座には30名ほどが参加し「誤解を吹き飛ばそう」と題した九州大学大学院医学研究院保健学部門教授 平田伸子さんによる講演では、三歳児神話などの母子関係をめぐる思い込みや、DVと児童虐待の関係、虐待予防の取り組みなどを学ぶことができました。

 三歳児神話(さんさいじしんわ)とは、「子どもが三歳になるまでは母親がそばにいて子育てに専念しなければ悪影響がある」という考えで、神話とは理想と現実の食い違いが覆い隠されて、理想が現実に生きているかのように信じ込まされたものを言います。この神話は1998年厚生労働省により白書の中で科学的根拠はないと示されましたが、いまだに信じられていて、母親にはこの神話がプレッシャーやストレスになることもあります。 また、DVを目撃することは児童虐待と定義され、DVは母子ともに悪影響を与えます。サポーターとして母子家庭をささえ、また児童虐待を防止するためにも、知っておくべき情報です。

 また、「サポートと仲間つくりの自分流」のテーマで前原ファミリーサポート『ゆりかごの会』 の皆さんから、有償ボランティアとしての託児活動や長年つづけてこられ信頼関係を築いてきた秘訣などを伺いました。意見交換会では、年齢や立場の違う女性たちが積極的に意見を交わし、「母子家庭の方は、他者に自己開示や悩みをうちあけるのは時間がかかる場合もあるので、押しつけない接し方を心がけたい」との共通認識できました。

    タイトル母子家庭サポーター養成講座 【第3回】
    開催日時 2010年12月7日(火)

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