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母子家庭サポーター養成講座

開催場所:クローバープラザ 5階セミナールームAB

 母子家庭の相談相手や心の支えとなる人(サポーター)を1人でも増やしたいという思いで本講座の第2回を開催しました。
「母子家庭ですが、それがなにか?」というタイトルでコラムニストのトコさんは、自らの離婚と母子家庭についてお話しされました。16年間専業主婦の後、離婚は自分で決められたということでした。母子家庭になり辛いこともあったが、他者のつらさがわかり引き出しが増えた。サポーターには、離婚は「かわいそう」と思わないで、あたたかく励ましてほしい。女性が経済的に自立できる社会にならなければならないと強く語られました。

     キャリアコンサルタントであり、「女性のための街かど相談室 ここ・からサロン」共同代表中野冬美さんは、一貫して女性のエンパワーメントを基軸に活動をされてきました。「サポーターとして知っておきたいこと~相談の現場からみえてきたもの」と題して語られたことは、母子家庭の生活の厳しい現状でした。

     母子家庭の母親の就業率は世界的に見ても大変高いが、収入は少ない。母子家庭の抱える課題は、女性労働の問題である。高度経済成長期に「男は仕事、女は家庭」という考え方が定着し、女性の働きは補助収入とされたため女性の収入は低いままである。
     
     また、母子家庭に対する偏見もいまだにある。母子家庭のサポーターとして心に留め置きたいことは、当事者の頑張りだけでは解決できない現実を理解し、当事者に寄り添い一緒に考える姿勢を持って欲しいと語る中野さんのまなざしはとてもあたたかでした。

     参加者は30名程度でしたが、母子家庭の問題を深く知るにつれ、問題解決のためにも男女共同参画を進めていく必要性を強く

      タイトル【第2回】「母子家庭ですが、それがなにか?」。「サポーターとして知っておきたいこと~相談の現場からみえてきたもの」
      開催日時 2010年9月4日(土)

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