行政職員のための男女共同参画セミナーを実施しました

　５／３１に福岡県内の自治体の職員さんなどを対象にした「行政職員のための男女共同参画セミナー」をクローバーホールで実施しました。

　最後の第３講は、西日本新聞社編集局社会部デスクの堺成司さんによる「行政職員が知っておきたいメディアリテラシー」。実際の紙面を例に挙げながら、男女共同参画という視点から見るとどうなのか・・・我々もメディアリテラシーを高める必要を切実に感じました。

　日本で初めて「セクハラをした当事者だけではなく使用者にも責任がある」と認められた「福岡セクシュアル・ハラスメント裁判」（1992年判決）についても取り上げられました。それまで提訴をあきらめかけていた原告の女性が「もう一度だけ相談してみよう」と思ったきっかけが、西日本新聞に出た「女性のための法律事務所が設立された」という１本の記事だったというエピソードを聞いて、メディアや行政が担うべき「啓発」という役割の大きさを思いました。