ふくおか女性いきいき塾公開講座「男女共同参画」に学生さんにもご参加いただきました！

7月15日にふくおか女性いきいき塾公開講座「働く女性と社会」の第1回講座を開催しました。
今回の講座は、東京大学大学院教授瀬地山角さんによる「男性の視点からの男女共同参画」でした。
定員を上回るお申込をいただき、会場は満席。
その中には男子高校生・大学生の姿も見られました。

今回参加した高校生は、「総合的な学習」の一環で、「労働の現状や課題を理解し、理想的な労働環境や働き方について考えたい」、大学生は「授業で取り組んでいるプログラムの参考に」と参加してくれました。

実体験を踏まえた男性の家事育児についての話や、現代の男性・女性が抱える負担など、男女共同参画について語られる瀬地山さんの話を熱心に聞く学生達。

笑いあり、涙ありの講座を終えた学生の参加者からは

「男女共同参画社会」というものは、女性への取組みだと思っていたが、男性にも通じるものがあると知り、大変驚いた。

家事は手伝うことではない。分担するもの」と言う言葉が印象的だった。
インターネットで調べても分らないような深い内容や(男性で)育児をしている立場からの話を聞くことができ、大変参考になった。

「男性の家事・育児参加は男性自身を生きやすくする」ということが特に印象に残った。
男性が一人で働き、残業代を稼ぐより、共働きで残業せずに家事を分担する方が効率的だということが興味深かった。
働き盛りの男性の自殺率がとても高いということで、男性の労働における精神的な重圧も見直す必要があると知った。

などの感想があがりました。

また、当日の他の参加者からも「男子高校生が熱心に受講されている姿に将来の明るさを感じられた」とのご意見も寄せられました。　

(講演後、瀬地山先生と参加した学生さんたち)

これから進学や就職、ライフスタイルを考える学生の方にとって、労働問題や固定的役割分担意識の現状から男女共同参画の意義を知ることは大変重要です。
身近な大人以外のロールモデルに出会い、考え、学ぶことで「自分らしい生き方」を選択する力が養われるのではないでしょうか。

平成29年度ふくおか女性いきいき塾公開講座「働く女性と社会」は、「新しい時代のリーダーシップ」や「これだけは知っておきたいメディアとジェンダー」などをテーマに４回開催します。
学生の方にも是非聞いていただきたい内容満載です。
学校の授業の一環やグループワークの参考、そして個人での学びにもご利用ください。

お申込はこちらから：ふくおか女性いきいき塾公開講座・申込みページ

【お問合せ】
福岡県男女共同参画センター「あすばる」事業推進課

電話：092-584-1261

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