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6/14行政職員のための男女共同参画セミナー 基礎編 2日目

 6月14日(水)、行政職員のための男女共同参画セミナ行政職員セミナー2日目ー 基礎編 2日目が開催されました。
 午前中は、女性協同法律事務所 弁護士の柏熊 志薫さんから「DV・モラルハラスメント等基礎知識」というテーマでお話しいただきました。「DVに対する行政としての役割を再確認できた」「一般的な考え方ではなく被害者の状況を踏まえた焦らない対応の必要性を認識できた」との感想が寄せられ、多くのみなさんの参考になったようです。



行政職員セミナー2日目 後半は、「あすばる」センター長 松田美幸より、「JKビジネスやAV出演強要など若い女性に対する性暴力の対策について」のミニ講座でした。事例を交えた話に、「被害者の心境が理解できた」「熊本の避難先での取り組みが非常に参考になった」といった声が聴かれました。





 午後からは、「地域における女性活躍推進」というテーマで、3つのパートで進められました。

 パート1は「女性による元気な地域づくり応援講座事業の事例に学ぶ」ということで、昨年、この事業を実施した3つの事例を、主に、行政と関わった事例を中心にお話しいただきました。

 まず、センター長 松田より、なぜ「あすばる」がこの事業、通称「元気塾」を始めたのか、行政と地域団体の3つの取り組みを、住民との協働事業のヒントとして聞いてください、とスタートしました。

 久留米市の「マチをつくる。筑後姉妹。」から、行政職員セミナー2日目中村 路子さんよりお話しいただきました。事業終了後に地元での活動家が増えることを目的として、地域資源を活かす「コミュニティセンター」「公園」「伝統工芸」「駅」という4つのテーマとして、実践的なプロジェクトを進めていったことや、市には、企画・運営等アドバイス、会場の無料提供・駐車料金減免、講師紹介・依頼、チーム課題へのコーディネートなどの支援を受けたことが紹介されました。今年は「続・筑後姉妹。」として、講座の参加者が主体となった活動が展開されています。6月4日には、広川姉妹が企画する筑後市ツアーが開催され、7月に2回目の仲良くなろう会 in 大川市が計画されているそうです。「筑後四万姉妹」という素晴らしい野望も明かされました。

 春日市女性による元気な地域づくり応援講座実行委行政職員セミナー春日員会の事例は、西村 澄子さんより、事業を7つのポイントで紹介されました。熊本地震の経験から、避難所の運営はどうなるのか?と気になることをテーマにしたこと。避難所は学校の体育館になることが多い!とターゲットを小中学校PTA連絡協議会に絞ったこと。「防災」は「市の安心安全課」だが、お任せではなく主体的に関わったこと。いきなり大人数の公開講座ではなく、まずは私たち(少人数)に教えてください、とハードルを下げたコツもお話しされました。会場に学校を借りるので「学校教育課」、市のスポーツセンターも会場なので「健康スポーツ課」など自分たちから足を運び連携を広げていったことや、市民参加型の公開講座を行うことで、講座の参加者だけでなく、PTA、子どもたち、自治会、学校の先生、市議会議員、教育長、市長などいろんな人を巻き込んでいったこと・・・などなど。
 まさに地域の課題を解決するために、連続講座をやりながら、人材を発掘し、育成していく。それを、行政と地域団体が「一緒に」やっていくことで、それぞれの学びになり力にもなっていくといった事例でした。

行政職員セミナー2日目築上町 築上町 女性げんきプロジェクト実行委員会の中村 香さんと、牧 政江さんからは、母体の築上町男女共同参画ネットの活動に、若い人を巻き込むヒケツをお話しいただきました。
 ふくおか女性いきいき塾の卒塾生が活動に入り、それまで講義型だったものを、参加型のワークショップに切り替えて、自分の意見が言える場を作ったことが若い人の参加を促進したのでは。また、それをほったらかしにするのではなく、町へ提言書を提出し、その結果、女性消防団や高齢者サロンが生まれたそうです。自分たちの意見がちゃんと反映されるんだ!ということがわかると、ますますいい循環が生まれていく。
 また、普段から、築上町男女共同参画ネットと人権課のイイ関係にも触れられました。「こんなことがやりたい!」と持ちかけたら、すぐにいいよ、とは言ってくれなくても、どうやったらできるかを「一緒に」考えてくれる。他の部署と繋いでくれる。このげんき塾の実行委員会に地方創生の部署を巻き込めたのも人権課が手を尽くしてくれたから。
 また、自治会や子ども会などの既存の団体との連携が薄かったが、アドバイザーとして自治会長に入っていただいた。商工会の方にも参加していただいたり、地域課題を解決する事業を行っている企業の代表には、ロールモデルとしてお話を聞きました。講座の最終回の企画発表会で、自治会長が「女性はすごいね。こんなこと自治会では出てこなかったよ」と言ってくださったのが、とても嬉しかったそうです。

行政職員セミナー2日目中嶋さん パート2では、築上町男女共同参画ネットの代表で、前北九州市税務部長の中嶋 重利さんから、「地域の力を引き出す行政職員の役割」というテーマでお話しいただきました。ご自身が、男女を巡る不条理を感じた体験をお話しいただき、男女共同参画はその不条理を解消することであり、行政職員は、自ら地域活動の当事者となり、男女共同参画に視点をもって仲間と共同しましょう。また、定年後は24時間地域にいることになる。地域活動は、地域のためでもあり、自分のためでもあると述べられました。

 そして、最後のパート3では「自分の市町村で取り組む女性活躍推進」というテーマで、地域課題を解決するために、役所内の他部署や地域の団体などと、どうやって連携していったらよいか、考えるワークショップを行いました。
 「マチをつくる。筑後姉妹」の中村 路子さん、佐藤 佐和香さん、春日市女性による元気な地域づくり応援講座実行委員会の西村 澄子さん、杉浦 しのぶ、築上町女性げんきプロジェクト実行委員会の中村 香さん、牧 政江さん、築上町男女共同参画ネットの中嶋 重利さん、そして、松田センター長にも、アドバイザーとして、参加者の質問に答えてもらいながら、一緒に話に加わっていただきました。






 アンケートでは、「男女共同参画は市の仕事の全てにかかわってくると分かった。」「男女共同参画という言葉で難しいと思うところがあったが、地域に関わり、行政として関わりを持つことが大切であることを学んだ。」「男女平等や男女共同参画は視点であり、目的ではない。目的は、地域課題を解決し、暮らしやすいまちをつくること! 目からウロコでした」といった感想が寄せられました。

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