講師情報あすばる相談室ライブラリ福岡県内男女共同参画センター情報
     

【フォーラム2022】県民企画事業

公募で選ばれた県内各地16団体の企画によるワークショップや講演会などを実施しました。その内容を各団体のみなさんにご報告いただきました。
 

 お父さんと子どものこづかいゲーム                                      ワークショップ   

■主催  
 グリーンコープ生活協同組合ふくおか
 

■講師
 
 グリーンワークスFP円縁の内部講師(ファイナンシャルプランナー有資格者)
 

◆実績報告

 「こづかいゲーム」はカードを使った親子参加ワークショップ形式の体験型ゲームで、今年は42名の親子に参加いただきました。子どもたちは自分で考えて欲しいものを買うか買わないかを決めたり、ボランティアやお手伝いで感謝されることをゲーム上で体験したりしました。そして、お金のやりとりをこづかい帳に記入し、こづかい帳の
書き方を学びました。また、保護者は子どもの様子を見守ることで子どもの金銭感覚を知る事が出来、金銭教育の大切さを実感していた様子でした。家庭で子どもの金銭教育ができるよう最後に講師が定額制こづかいのポイントを伝え、保護者の方に熱心に聞いていただきました。

 

 パパ育休2年間のリアルお話会&
心地よいだっこの仕方とだっこ紐のつけ方講座
                              ワークショップ   パネルディスカッション  

■主催  
 勝手にパパの子育て応援センター
 
■講師  渡邉 恵里香さん/ベビーダンスとだっことおんぶ、防災の教室 抱っこでぎゅ 主宰  
 /ベビーウェアリングコンシェルジュ
 井田 真一さん/勝手にパパの子育て応援センター代表(育休2年取得)/保育士、社会 
 福祉士、精神保健福祉士
 

◆実績報告

 前半は、当団体代表がパパのワンオペ育休の実体験から、パパの育児ならではのつらさや、パパ育休で得られた学びは自身の仕事に役立つとの講義。後半は、だっこの専門家の渡邉恵里香さんによる、だっこやだっこ紐の仕方の説明や実践を行いました。
赤ちゃん連れでの参加4組や妊娠中の夫婦を含め約20名の方が参加され、「パパ目線での育児を考えたことはなかったので、良い機会だった」「赤ちゃんの頭の高さの位置など、抱っこ紐のポイントが分かった」などの感想があがりました。

 

 映画「カランコエの花」~ただ、あなたを守りたかった~ 
 上映会と感想会

                                        映画上映   感想会 
◆主催

 男女共同参画ネットワーク春日

 


◆実績報告

 LGBTQの方々が抱える問題を当事者だけではなく周囲の人々の目線から描いた映画『カランコエの花〜ただ、あなたを守りたかった』を通して「みんなが生きやすい、
想いを伝えやすい社会づくり」をするにはどうすればいいかを考えるキッカケになればと思い、映画上映会を企画しました。
 参加者には、男女共同参画団体の方、教育者の方等が参加。上映会後は、その場で
感想会を開き「今までの価値観にとらわれず、個々を大切にすること」「みんなと
違っていても良い」「自分と違う人・価値観・考え方を認める」といったような「多様性を認めるこれからの社会作り」について皆さんと語る事が出来ました。

 

 男女共同参画社会をめざして ~意思決定の場に女性の参画を!!~
                                        講演会   対談 
■主催

 審議会等委員の会「セミナーメイト」

■講師

 三浦 正さん(篠栗町町長)
 林田 スマさん(大野城まどかぴあ館長)

 

◆実績報告

 今年度は、篠栗町町長の三浦正さん、まどかぴあ館長の林田スマさんをお招きして、3年ぶりに企画参加することができました。三浦町長の、男性職員育児休業取得推進への強い思いや、産婦人科医と連携して育児休業をサポートする体制作り、子育て中の
女性消防隊員が出動するときの託児サービスなど大変参考になるお話をいただきました。
 また、篠栗町には女性農業委員さんが3人おられます。その方たちを中心に有機野菜を使った給食を提供していくことなど未来に対してのビジョン、篠栗町で育つ子どもたちの未来をしっかりと描いておられることを知ることができた講演・対談でした。

 

 養育費は子どもの権利です。~養育費の受給率向上に向けて~
                              講演会   ワークショップ   DVD視聴 
◆主催

 社会福祉法人 福岡県母子寡婦福祉連合会

◆講師

 福岡県福祉労働部児童家庭課 ひとり親家庭支援係長 山口 隆さん

 


◆実績報告

 講演で、「養育費は子どもの権利であり生活の安定を支えるものだが、養育費を受給している世帯は約3割しかいない」という現状を知り、『ひとり親の養育費確保を支援する制度』の利用の大切さをあらためて理解しました。
 グループ討議では、「養育費の支援金制度が若い時にあれば良かった」「これからひとり親になろうと考えている人に色々な知識を伝えることが大切」など、様々な意見が出て、時間が足りないほど活発で有意義な討議となりました。
 母子会が活性化し行動をすることが大事だということもわかり、今回の貴重なご意見を今後生かせるよう活動して参ります。ご参加ありがとうございました。

 

 ジェンダー平等でつながるこれまでとこれから~Z世代と語る~
                                        パネルディスカッション  
■主催

 特定非営利活動法人 福岡ジェンダー研究所

■講師

 窪田 由紀さん(福岡ジェンダー研究所理事長)
 井上 智史さん(中村学園大学短期大学部講師)
 ジェンダー平等に関心のある大学生

 

◆実績報告

 当研究所の20周年記念事業として、理事長がこれまでの20年間の活動を報告した後、20歳を迎えた大学生のパネラーたちからジェンダー平等についての身の回りの現状や考えていることを述べてもらいました。参加者は、男子学生や育休中の男性だったり、地域で男女共同参画に関わっている女性だったりと多様でした。
 進行係を若いジェンダー研究者に務めていただき、フロアの質問に対し若い年齢層でのジェンダー平等意識の大きな前進やこれまでと変わらない現状などが報告され、活発に意見が交換できました。世代間で新鮮な気づきの場となり、好評でした。

 

 #MeToo#WithYou ~私たちの居場所作りワークショップ~
                              ワークショップ  
◆主催

 特定非営利活動法人 アジア女性センター

◆講師

 黒瀬まり子さん
 臨床心理士。フラワーデモ福岡呼びかけ人。リップルふくおかのメンバーとしても
 活動中。

 

◆実績報告

 性暴力の根絶を求めるフラワーデモふくおかの呼びかけ人であり、臨床心理士である黒瀬まり子さんを講師に迎え、ワークショップを行いました。年齢・性別の異なる29名が、花をモチーフにした会場に集まり、前半はフラワーデモの成り立ちや講師の想い、また“境界線”について学びました。後半は『私たちの居場所』をテーマに、写真やメッセージを切り貼りし、それぞれが思い思いに自分の気持ちを表現しました。そして、皆でひとつのコラージュを作り上げました。ワークを通して参加者の間にゆるやかな繋がりが生まれ、あたたかい時間となりました。

 

 広げよう 子どもの権利条例 ~那珂川市子どもの権利条例制定まで~
                                 報告会 
■主催

 ずっと住みたい那珂川ネット21

■講師

 八代由美さん・柴山光生さん・小森眞理子さん
(ずっと住みたい那珂川ネット21 事務局)

 

◆実績報告

 講師3人が登壇し、子どもの権利条例制定に至る団体の活動報告や、条例をどう育てていくか、また実効性のある条例にしていくか、行政と市民が共働で育てていくための今後の課題について話をしました。
 今から子どもの権利条例を作ろうとしている方の参加もあり「自分の町でもできるのではないかという思いがわいた」といった感想がありました。今後、他市においても子どもの権利条約制定が広がっていくことを感じられた講座となりました。

 

 大学生が考えるリプロダクティブ・ヘルス&ライツ
                               講演会   ワークショップ    報告会 
◆主催

 KSU 山下組♡

◆講師

 世良洋子さん 弁護士 野中・西村法律事務所
 甲木正子さん 西日本新聞社執行役員 北九州本社代表
 佐々木圭子さん 九州産業大学ダイバーシティ推進室室長
  報告者:九州産業大学3年生
  ファシリテーター:山下永子さん 九州産業大学 教授

 

◆実績報告

 大学生734名へのアンケートを通じて「リプロダクティヴ・ヘルス&ライツ」は、
大学生にとって大変重要な知識であり権利ということを理解しました。言葉の認知度は1割未満でしたが、内容を知ると7割が自分に関係のある内容と学生は回答し、関心の高さを確認できました。また、アンケート結果に基づき繰り広げたトークセッションにおいて、「生殖に関する自己決定権は大切な人権であり、WELL-BEINGである」ことを理解し、義務教育や高等教育でのセクシュアリティ教育が必要であり、学生や教員がもっと声を上げ行動して変えていかねばならないと感じました。一般の方にも多く参加いただき良い講座となりました。

 

 コロナの時代の出会い直し 対面イベントの意味を考える
                                            ワークショップ 
■主催

 大人の学びをデザインする 華一会

■講師

 岸 智子 さん
 福岡女子大学 社会人学び直し大学院プログラムコーディネーター /講師

 

◆実績報告

 昨年度は、コロナ禍であっても繋がりや対話の機会が持てるようにとオンラインの場づくりをテーマに開催しました。今年に入って対面の場が復活してきたことを受け、
コロナ前とは異なるwithコロナ局面での「対面の場づくり」をテーマに開催しました。
対面ならではの関係性作りや対話の効果を、実際に手や体を動かしながら学び、交流しました。参加者の声で「丁寧な場作りの設計の大切さを学べた」とあり、この体感した経験は、地域での男女共同参画の推進に繋がるものと思います。

 

 【リケジョが教える教養講座】家族で学ぶ家計の話
                                      ワークショップ   講演会  
◆主催

 独立行政法人国立高等専門学校機構 久留米工業高等専門学校

◆講師

 増永 純さん(久留米工業高等専門学校 生物応用化学科3年)
 松永 和さん(久留米工業高等専門学校 生物応用化学科3年)
 牛島 悠里愛さん(久留米工業高等専門学校 生物応用化学科4年)

 

◆実績報告

 本企画では、家庭科等で学ぶ金融教育について、経済学と数学の視点から捉え、本校の女子学生(リケジョ)が先生となり説明しました。経済学では、生産・消費活動、
経済主体、直接・間接金融をテーマにしました。また、借金シミュレーターで返済方法を体験してもらいました。数学では、単利と複利、長期積立、100万円の貯蓄と返済をテーマにしました。ここでもシミュレーターで積立金額や期間、及び金利を変えて
体験してもらいました。
 
アンケートでは、好意的な評価をいただきました。また、女子学生からも意欲的な
意見がありました。この企画が今後も継続するように計画していきたいと思います。

 

 見るのとやるのは大違い!~やってみてよワンオペ男の育児・介護~
                                        パネルディスカッション  
■主催

 ふくおか県「翼の会」

■講師

 田中 彩 さん(ママワーク研究所理事長)
 男性育児休業取得経験者(県職員、明治安田生命社員)
 男性介護経験者(子ども食堂代表者)

 

 


◆実績報告

 基調講演の田中彩さんは、ご自身の産後の社会復帰挫折体験から両立支援、再就労支援のNPO法人や会社を設立され、女性の潜在的就労数や能力、家事・育児・介護の両立と多様な働き方から、「私たちの未来」は男女共同参画により誰もが様々な役割と場面で力を発揮できる社会になると話されました。
 パネルディスカッションでは、実際に育児・介護を経験された皆さんから、「育児休業は一生に何度もある機会ではないので迷われるようであればぜひ取得を!」また「介護は終わりが見えない。助けてと言える人がいますか!」と言うお話が伺え貴重な時間を共有できました。


 オンライン配信 

 コロナ時代を健やかに生きる ドキュメンタリー映画
「LOVE HEALS」上映会&ミニ体験

                                           上映会&ミニ体験 
◆主催

 ECOハッピーブレインクラブ北九州

◆講師

 株式会社DAHN WORLD JAPAN
 九州地域エリアマネージャー 板村 美沙子 さん

 

 

◆実績報告

 あすばるフォーラム週間の11/23(水・祝)に~コロナ時代を健やかに生きる 
ドキュメンタリー映画「LOVE HEALS」上映会&ミニ体験をハイブリッドでの開催にチャレンジさせていただきました。オンラインの上映が遅れるというハプニングがあり、スケジュール変更はありましたが、セルフケアと自分との確かなつながりの大切さを伝える内容に共感され、体験でも皆さま熱心にされる様子が拝見されました。自分を愛し、受け入れられると、周りの人も受け入れ、認め合うことができます。身体も心も健やかにみんなが嬉しい社会になります。今後は男女共同参画について話し合える時間ももっていきたいと思います。

 

 防災ママ友チャンネル ~チョットしたきっかけで守れるいのち~
                                                講演会 
◆主催

 日本BPW北九州クラブ

◆講師

 古賀由布子さん
 「Say!輪」会員。現在防災ワークショップやトーキングカフェの企画開催で活動 
  中。防災士として北九州市「みんな de Bousaiまちづくり推進事業」ファシリテー
    ターとして活動。
 岡田華絵さん
  NPO法人北九州子育ち・親育ちエンパワメントセンターBee会員
 その他の活動として、北九州市防災会議に、Beeの会員として出席

 


 

◆実績報告

 日本BPW北九州クラブでは、防災における女性の役割は重要であることを、皆さんに知っていただきたいと思いました。
 防災を特別ではなく、日常生活に取り入れて考えて頂けるように、防災チャンネルというラジオ番組の形式で録画配信を試みました。特に、子どもや家族を守る⺟親の視点で、防災を身近に感じていただけるよう、防災に関するクイズや防災ポーチの作りかたなどを楽しく学びました。また、避難所での⼥性特有の課題もちょっとしたきっかけで解決する過去の事例を知りました。ジェンダー平等が解決の鍵のようです。

 

 中絶をめぐる女性への暴力~リプロダクティヴ・ヘルス/ライツとは~
                                                講演会 
◆主催

  特定非営利活動法人 博多ウィメンズカウンセリング

◆講師

 塚原 久美 さん
 RHRリテラシー研究所代表、金沢大学非常勤講師、中絶ケアカウンセラー

 

◆実績報告

今回、RHRリテラシー研究所代表、金沢大学非常勤講師、中絶ケアカウンセラーでもある講師から、中絶をめぐる実情の講演を録画配信で実施しました。視聴者の方から「WHOの推奨事項に日本も足並みを揃えてほしい」等の感想からも、中絶に関する様々な課題を学ぶことが出来ました。中絶という自己決定権を行使する女性達へ、ともすれば否定的で沈黙を強いることがないように、視聴者の方には、女性達が、尊厳ある人として生きる権利を要求・獲得するエンタイトルメント意識を持つことの大切さや、そのためには、ジェンダー平等や人権意識が社会に求められることの理解を深める機会になったのではないかと実感しました。

 

 あなたに贈る うた と 言葉(ことのは)でつづる
 朗読親子コンサート
                           オンラインコンサート  
◆主催

 朗読ステージサークル「あいことば」

◆講師

 朗読ステージサークルメンバー
 福島可南子さん、山﨑小巻さん、近藤幸恵さん、松江綾香さん、三原麻衣子さん
 ゲスト出演
 ピアニスト 横山潤さん
 手話ダンサー 明日香さん
 中学生ソプラニスト YUIKOさん

 


 

◆実績報告

 『あなたは大切な存在、生まれながらに役割がある』このような愛のメッセージを言の葉の力で伝える親子コンサートを開催しました。子どもに愛されていること、愛を与えられることを知ってほしい、大人にもう一度大切な事を思い出してほしい、
コンサートでは葉祥明さんの『オレンジいろのペンギン』の朗読を始め、槇原敬之さんの『虹色の未来』『世界に一つだけの花』の詩を活用して、あなたは尊重されるべき人なんだ、という事を語りかけました。視聴者からは、自分の役割を考えたい、一人一人違ってもいい、一番が誰かを競わなくてもいいということに気がついたという感想を頂きました。

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