
えっ? 何の本?と半信半疑で読み始めましたが、なかなか奥が深い
”なるほど!!”の本でした。
著者は精神科クリニックの院長で、精神科医です。なのに「生きやすさのヒントはいつも医学の外にある」とちゃんと認識しているバランス感覚のある医師です。
今までの自殺対策は自殺しようとした人、または自殺をしてしまった方の周囲の人に話を聞いて対策を立ててきたそうです。
しかし、著者は”自殺希少地域”の中にこそ自殺対策のヒントが隠されているのではないかと思い立ち、出かけていきます。
・濃厚な人間関係より、あいさつ程度の付き合いのほうがいい。
・浅く、たくさんの人と言葉をかわしている。 などなど
★孤独であっても孤立はしない、と言う言葉が胸に響きました。名言ですよね。