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県民向け福祉セミナーに参加してきました。

「ユニバーサルデザインの視点からのLGBTについて考える」

12月15日福岡県教育会館において、県民向け福祉セミナーがありましたので参加してきました。
講師は、ミライロの堀川歩さん、ご自身もトランスジェンダーの当事者です。




バリアフリーという言葉はよく聞かれるようになりました。
バリアフリーとは・・・特定の人の為に使われた言葉で、障がい者や高齢者等にやさしく使いやすいものと思われています。
しかし、海外では、ユニバーサルデザインといい、全ての人が使いやすいものとなっているそうです。
この「全ての人!」これが今回の研修のポイントになるな~と感じました。

まず、今日のパワーポイントの画面の中にユニバーサルデザインがあるといわれて見つけられずにいると、黒色のバックで白抜き文字になっていることで弱視の方にも優しいプレゼンテーション資料になるということを知りました。
これからは私もそのように作成したい思います。

アクセシビリティという機能を使うとiPhoneでも反転させることができるそうです。
知らなかったことを知る!って大切ですね。

 
日本人が100人の村だったらという話から
男性が49人 女性が51人
その中には、
LGBTの人が8人 高齢者が27人 子どもが15人
妊婦が1人  左利きの人が10人 障がい者が7人 外国人が1人
・・・の割合になるようです。
左利きの人と、LGBTの人の割合はそう変わらないのだということがわかりました。
13人に1人と言われていることも納得です。
しかしながら、なぜ?自分の周りにいるということに気付かないのか?
それは、当事者がカミングアウトするということで「人間関係が壊れるかもしれない」という恐怖から話すことが出来ないからだと言われました。

 
今すぐ私たちが出来ること

今すぐにでも私たちが出来ることがあります。
それは「言葉使いに気を付けること!!」
私たちは、無意識に傷つけている言葉や会話があります。

また、自分にとっての当たり前を押し付けないことも大切だと思います。

そして、アライ(Ally)であるということを表すことも大切だとおもいます。
アライ(Ally)は、LGBT当事者たちに共感し、寄り添いたいと思う人たちのことを指します。
アライとわざわざ名乗らなくても、世間が当たり前に多様なセクシュアリティと共に暮らせること、そして「全ての人が自分らしく」が一番大切な視点なのかもしれません。

最後に、講師の堀川さんの「心と身体が違う自分のことを一番みじめに思っていたのは、まぎれもしない自分自身だった」という言葉が私の中に突き刺さりました。
自分自身を知ることは、他者を知ることになる。
そして他者への理解がとても大切だと思いました。これはLGBTだけにとどまらず、全ての人に対して言えることだと思います。


【スタッフのつぶやき】


福岡市では、パートナーシップ宣誓制度が導入されました。
パートナーシップ宣誓書受領証をカードにしたのは、福岡市が最初だと説明を受けました。このような制度を福岡県内のどこでも受けられるといいですね。









 

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