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【朝倉元気塾】 報告レポートVol.3 実践!命を守る防災力講座「被災した地域だからこそ伝えよう!」

 第3回講座は、多様な視点から見た防災ということで、減災と男女共同参画研修推進センター共同代表の浅野幸子さんに講演していただきました。公開講座ということで、塾生以外にも主催者である各市町村の首長やたくさんの方に参加していただきました。

 まず、阪神淡路大震災や東日本大震災、熊本地震の実際の話をはじめ、高齢者や障がい者の死亡率の高さや昼夜間での人口構成の違いから、避難行動の中心人物の違い、関連死の多さ等、グラフを用いて具体的な説明がありました。災害による犠牲者を減らすために、特に長期間避難所で生活する際の避難所運営が重要になってくるということがわかりました。

 次に、要配慮者等が置かれがちな困難な状況の説明として、大地震後、『寝たきりの家族がいる場合、避難所に行くのか、自宅に残るのか』、また、『泣いてしまう乳幼児がいて避難している場合、避難所に残るのか、自宅に戻るのか』という質問があり、自宅が危険な場所とわかっていても避難所に居づらいということを、自身のこととしてイメージすることができました。

 そして、避難所生活での性別や立場による困難の違いへの気づきのワークショップとして、東日本大震災の際に避難所でよく見られる困難を描いたイラストを見ながら、隣の人と「何に追い込まれているのか?」「なぜ追い込まれているのか?」を話し合いました。また、ミニワークとして、3つの設問を隣の人と話し合いました。1つ目は、高齢者の寝床の環境改善について、避難所である小学校付近にあるもので、床から寝床を高くする方法を考えました。2つ目は、避難所での食事(行政からのお弁当、ボランティアによる炊き出し)で食物アレルギーを持っている人が安心して食べられる方法を考えました。3つ目は、300人の住民が避難している避難所に必要なトイレの最低限の数はいくつか等のトイレ環境について考えました。人はそれぞれ得意な気づきの分野があり、避難所運営に多様な人が関わることによって、声をあげやすく、それぞれの困難を解消できる環境をつくられるとわかりました。

 講演会終了後、塾生は第4回講座の準備として、次回講師の里川径一さんと実行委員のもとで、6グループに分かれ、それぞれ身近なものでの防災グッズ作りをしました。第4回講座では、それぞれ作った防災グッズの作り方を教え合うことも予定しています。それまでは、それぞれが何を作ったのかは、秘密です。

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