6月30日(木)に、「女性による元気な地域づくり応援講座事業」の第1回連絡会議を開催しました。
この事業は、地域における自治体と地域住民とが協働して男女共同参画の地域社会をつくる活動を支援するため、地域社会の課題を捉え、問題解決に向けて行動し、「新しい地域の担い手」となる女性リーダーの育成を図ることを目的にした、今年度からの新規事業です。
県内の関係市町村、男女共同参画センター、男女共同参画を推進する団体及び地域づくり団体等により構成される「実行委員会」を公募し、5つの地域団体が採択されました。
・久留米市のMellicore~co.working mama space~
・飯塚市のいいづか男女共同参画ネットワーク「サエラ」
・春日市の「男女共同参画ネットワーク春日」
・糸島市の男女共同参画ネットワーク「二丈ひとの輪ネット」
・築上町の築上町男女共同参画ネット
この日は、5つの団体とその市町村またはセンターの担当者が集まり、各々のプランの発表と、地域の課題解決の事例紹介として、築上町男女共同参画ネット 代表 中嶋重利さんから、①行政との関係構築の重要性・やり方②地域の課題解決の活動の中に男女共同の視点を入れることの重要性をテーマに、築上町の取組をお話しいただき、意見交換を行いました。
ご自身も行政担当である中嶋さんから、地域課題解決に当たって、「築上町男女共同参画ネット方式」と名付けられたやり方を紹介。これは、イベントを開催するだけにとどまらず、そのあとにワークショップやアンケート集計で意見収集を行い、そこから関係機関に政策提言を行い、提言実施には役割を担うという「イベント+α」のやり方です。2014年6月の映画「なみのおと」(東日本大震災被災者のインタビュードキュメント)上映の後に、7月に消防団参加のワークショップを受けて、3月に町への政策提言をされたという事例や2015年度は「パパと子どものパンケーキ手作り教室&絵本ライブ」(11月)イベント開催から、「子育てワールドカフェ in ちくじょう」(12月)の意見・提案を検討し、3月に子育てに関する提言を町長に提出した事例をご紹介いただきました。難しそうにも思える政策提言では、地域出身者である専門家の知恵を借り、地域人材を有効活用していることも、質疑応答で明かされました。
また、行政との関係づくりでは、イベントを通して交流し、振り返りを行い、提言提出時の意見交換など、あらゆるところで連携し、いっしょに成長する、町をよくするための「同志」という意識を共有することが大事と話されました。
それを受けての質疑応答やグループディスカッションでは、活発な意見交換が行われ、この事業の大成功間違いなし!と思えたほどでした。
今後、あすばるのホームページやfaceboook等で、情報発信していきますので、どうぞお楽しみに!