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【直方市元気塾】レポートVol.4閉講式&女性防災リーダー組織発足式

今回の【直方市元気塾】の目指すところは『女性防災リーダーに、私はなる!』と自分事に捉えることです。3月17日(土)【直方元気塾】閉講式&女性防災リーダー組織発足式が行われましたので、取材に伺いました。
最終の講座は…
「災害現場における女性リーダーの重要性」を、朝倉市在住で、今回の九州北部豪雨災害の被害にあわれた「元あすばる館長 中嶋玲子さん」のお話からから始まりました。
 
 中嶋さんの話では、地理的災害(地震・津波・火山の噴火)は横ばいですが、気象的災害(台風・集中豪雨・洪水・竜巻)、気候的な災害(干ばつ・山林火災)は増加しており、国連では、防災を地球的課題だと捉えているそうです。
 先ず、H7年あった阪神淡路大震災後、H17年の福岡西方沖地震の間にあった災害を覚えていますか?と会場に問われ、中越地震の話をされました。いわれてみればニュースの映像で見たことはあり知っているはずなのですが、日々の暮らしの中で忘れ去られてしまうのです。それからも災害は続き、H23年東日本大震災、H24年九州北部豪雨災害(八女、杷木東林田)H28年熊本地震、H29年九州北部豪雨災害・・・他人事ではなく、当事者としてかかわっていくことが大切なのだということがよくわかりました。
 中嶋さんは「災害復興は遅くなればなるほど、心が萎える、だから早くしないといけないのです!」と強く訴えておられました。
 朝倉市もまだまだの現状です。手描きの地図を用いて、朝倉市の小さい川がどんな状況だったのかも詳しく話され、また中嶋さん自身の実体験に基づいたお話もしてくださり、受講生共々私も身につまされるおもいで聴きました。「自分の命は自分で守る!」という当事者意識がとても大切で、そして災害に強い社会の構築には、男女共同参画の実現が不可欠であることがよくわかりました。

第2部は受講生それぞれグループに分かれて、自己紹介の後これからの防災リーダー組織として
・どういう事、どういう活動をこの組織でやりたいか?
・どのような組織にしたいか?
を話し合いました。




講師の中嶋さんや直方市の三原ゆかり副市長も皆さんとともに話し合いに入られました。



 

 
吉田 悠夏さん

今回の【直方市元気塾】の「私は女性防災士になる!」講座を振り返って受講生の3人が発表されましたが、中には地元高校生の参加もあり、これからの女性防災リーダーとしての成長が楽しみになりました。




 
野正 由佳さん
 
 貞村 悦子さん


その後、三原副市長より受講生代表に修了証を渡されました。


今年度の【直方市元気塾】はこれで終了しましたが、今回「女性防災リーダー組織」が立ち上がり、このメンバーで継続活動予定とのこと!これからの直方市での動きが楽しみです。

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