福岡県男女共同参画センター あすばるの松木です。昨年度と今年度に元気塾を担当しました。あすばるのスタッフは、この元気塾の一番の応援団のつもりで関わっています。簡単に、元気塾の概要をご説明いたします。
全国の男女共同参画の関連施設が会員館となっている全国女性会館協議会が、毎年、センター職員が企画した事業の中から「事業企画大賞」を選んでいます。今年、この元気塾が日本一になり、12月に福島県で開催された全国大会で表彰されました。今日、皆さまのお手元にあるお茶は、その副賞です。
(詳しくは、元気塾が全国女性会館協議会の事業企画大賞受賞!!参照)
昨年、あすばるは、開館20周年を迎え、中期ビジョン「あすばる2020」を策定しました。それまで、あすばるは直接県民に働き掛ける事業を行ってきましたが、県民の方と日常的に接点のある組織や団体などの推進主体に働きかけた方が効果的です。そこで、組織や団体をつなげ、その活動を支え、盛り上げることを、これからの役割としました。それを象徴する事業としてスタートしたのが、「元気塾」です。
事業名は、長いので、「元気塾」と呼んでいます。助成金は、内閣府予算を県を通して、あすばるから県内6地域に1団体35万ずつ助成しています。事業の目的は、地域での女性の活動を活性化すること。35万円が貰えて、自分のやりたいことで講座が企画で来て、仲間作りができる、こんなにいい事業はないと思うんですが。
(会場から、拍手)ありがとうございます。
実施団体の公募要件は、
1つ目は、地域団体と、市町村、センターが参加する実行委員会形式とする。「つなげる」ですね!
2つ目は、実行委員会で、4~6回の連続講座を企画・運営すること
3つ目は、連続講座の受講生は、女性20名程度。もちろん男性や学生が参加してもいいのですが、女性20名は集めてくださいとお願いしています。
単なる勉強会ではなく、地域活動の実践力を高めるカリキュラムとするため、ガイドラインを提示しました。ぜひ、発表の聞く際の参考にしていただきたいのですが、実行委員会で検討することのポイントは、巻き込みと継続です。塾生が取り組むことのポイントは、課題を自分ごとにするしかけづくりと、学んだことを実践するお試しチャレンジを入れることです。
(ガイドラインはこちらからダウンロードできます。)
今年は、ご覧の6か所で実施していますが、緑のマークがあるところは、「ふくおか女性いきいき塾」の卒塾生が企画・運営側に関わっています。ここも「つなげる」ですね。いきいき塾は30~40代の方が最も多く、企画側に30~40代の人がいると、参加者にも同じように比較的若い年齢の方が集まってきます。
次に「支える」。地域課題の実践力を高める講座にする、ということを重視しています。そこで、応募前に、今日もいらっしゃってますが、那珂川町事業間連携専門官の木藤亮太さんをお呼びして、「地域課題の捉え方」について事前勉強会をしました。田川の方が、木藤さんをがっちり捕まえていますので、後程、紹介されると思います。
そして、採択決定後に連絡会議を実施しました。今年は、遠いところが多かったので、Zoomオンライン会議で実施しました。
また、実行委員向けの研修も行いました。2年続けて、エセナおおたの坂田さんをお呼びして、企画とチラシの作り方講座を実施しました。とっても好評で、素敵なチラシができています。
最後に、「盛り上げる」ですが、あすばるのホームページやFacebookページで、積極的に発信しました。Facebookページは、実行委員が編集者になり自ら発信してもらったことが、工夫した点です。
これからの6地域の発表ですが、それを聞いて、皆さまが次の応援団になってくださるといいなと思います。よろしくお願いします。
【あすばる】スライド(3,260kb)
配布資料(487kb)
左から、宇野紀子さん(実行委員長)、藤田智子さん、白土聖司さん(直方市)
【動画】はこちらより
配布資料(2,104kb)
左から、木藤亮太さん(アドバイザー)、公門友里恵さん、今村千恵子さん、原房枝さん(田川市男女共同参画センター)、花石恵子さん(実行委員長)
配布資料(2,567kb)
ひろかわまちじょリーフレット6(2,199kb)
恒松美里さん(実行委員長) 氷室健太郎さん(広川町)
配布資料(2,762kb)
左から、冨永優子さん(実行委員長)、古高優子さん、石丸尚之さん(志免町)
第2部は、実行委員会として、どう企画や運営をしていったのか、参加者のみなさんからの質問も受けながら、進めていきました。
全体を通しては、
といった感想が寄せられました。それぞれの元気塾の取組みをアピールするとても良い機会になったのではと思います。今後とも、各地の取組みにご注目ください!