1月20日(土)にふくおか女性いきいき塾 第9回を開催しました。
今回も福岡女子大学のサービスラーニング生によるいきいき塾レポートをご覧ください。
こんにちは!あすばるSL生です。
いよいよ今回で、2017年度いきいき塾公開講座が最後となりました。
数々の公開講座を受講し、振り返ってみると一つ一つの講座で多くの学びがあり、新たな発見をたくさん得ることができました。
そして最後を飾る公開講座は、『メディアとジェンダー ~メディアに左右されないために~ 』という演題で開催されました。
メディアをジェンダーの視点から研究されている、メディア学者・ジャーナリストの渡辺真由子氏を講師としてお招きしました。
近年では、TwitterやInstagramなどSNS(Social network service)の普及も進み、多くの方が毎日インターネットを利用しています。そしてインターネット上には溢れるばかりの情報が混在しています。
つまり、このような情報過多な社会だからこそ、メディア・リテラシーという、メディアを批判的に受信し、発信する能力を身につける必要性が増しています。
こうした背景を踏まえて、渡辺氏は普段から何気なく見ているテレビのCMや新聞の記事などを例に挙げながら、いかにバイアス(偏り)が潜んでいるかを指摘しました。私を含め多くの参加者は、「ああ、そういわれてみれば確かにバイアスだ」という気持ちになったのではないでしょうか。
このような機会がなければ、メディアが発信した情報にもそれぞれのイデオロギーに沿った形でバイアスがあるのだと気付かなかったと思います。それほど、身の回りにある情報をそのまま受け取ることに慣れてしまっているのだと実感しました。
特に多くのメディアが、ジェンダー(社会、文化的に作られた性差)を利用して情報発信をしていることが分かりました。受け手は、ジェンダーに偏った情報を繰り返し受信することで自身のアイデンティティ形成に影響を受ける可能性があります。
情報をそのまま受け取るのではなく、発信者の意図を考え客観的に情報を理解する必要性がある、と学んだ講座でした。
そして講座を終え、いきいき塾生は2月17日 アクロス福岡で行われる成果報告会に向けて準備を進めていました。当日が楽しみです!
2月17日アクロス福岡でお待ちしています!興味のある方はぜひお越しください。